□3月11日(火)
神はあなたとともにおられる
創世記21:22-34(22)
聖書本文
21:22 そのころ、アビメレクとその軍の長ピコルがアブラハムに言った。「あなたが何をしても、神はあなたとともにおられます。
21:23 それで今、ここで神によって私に誓ってください。私と私の子孫を裏切らないと。そして、私があなたに示した誠意にふさわしく、私にも、またあなたが寄留しているこの土地に対しても、誠意を示してください。」
21:24 アブラハムは「私は誓います」と言った。
21:25 それから、アブラハムは、アビメレクのしもべたちが奪い取った井戸のことで、アビメレクに抗議した。
21:26 アビメレクは答えた。「だれがそのようなことをしたのか知りませんでした。それに、あなたも私に告げなかったし、私も今日まで聞いたことがありませんでした。」
21:27 そこでアブラハムは羊と牛を取って、アビメレクに与えた。こうして二人は契約を結んだ。
21:28 アブラハムは、羊の群れから、七匹の雌の子羊を別にしておいた。
21:29 アビメレクはアブラハムに言った。「今、あなたが別にしたこの七匹の雌の子羊は、何のためのものですか。」
21:30 アブラハムは言った。「私がこの井戸を掘ったという証拠になるように、七匹の雌の子羊を私の手から受け取ってください。」
21:31 それゆえ、その場所はベエル・シェバと呼ばれた。彼ら二人がそこで誓ったからである。
21:32 彼らはベエル・シェバで契約を結んだ。アビメレクと、その軍の長ピコルは立って、ペリシテ人の地に帰って行った。
21:33 アブラハムはベエル・シェバに一本のタマリスクの木を植え、そこで永遠の神、【主】の御名を呼び求めた。
21:34 アブラハムは長い間、ペリシテ人の地に寄留した。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
アビメレクとその将軍ピコルはアブラハムに和親条約を提案してきました。その理由は、アブラハムが何をしても、神様が彼とともにおられるのを見たからです。アビメレクは、神様がアビメレクの夢の中にまで現われてアブラハムを守り、百歳のアブラハムに子どもを与え、アブラハムが祈ると閉じられた胎がいやされ、子が産まれるようになったのを見ました。全能なる神様がアブラハムとともにおられることを見ました。クリスチャンの中には、神様を信じているのか信じてないのか、はっきりしない人がいます。しかし、アブラハムは、神様を信じない人たちから見ても、神様がともにおられることがはっきりとわかる信仰生活をしていました。アブラハムは偶像崇拝をするカナンの人々に影響されずに、信仰によって生きました。彼は地上に心が縛られず、旅人であり寄留者であることを告白していたのです(へブル11:13)。この世と調子を合わせず、神様の御心に従いました。アブラハムは信仰によって生きる人でした。彼が勝利の人生を送ることができたのは、神様が彼とともにおられたからです。
アブラハムは、アビメレクのしもべたちが奪い取った井戸のことでアビメレクに抗議しました。主は、人の行いを喜ぶとき、その人の敵さえも、その人と和らがせます(箴言16:7)。たとえ王であっても、神様がともにおられる人を見下すことは出来ません。神様はその人に、王の罪を咎める勇気さえも与えてくださいます。アブラハムはベエル・シェバに一本のタマリスクの木を植え、そこで永遠の神、主の御名を呼び求めて祈りました。それは、神様が永遠に生きておられ、彼と彼の子孫とともにおられ、彼に与えてくださった御言葉を必ず成就して下さることを信じる、という信仰告白でした。
祈り:主は永遠に生きておられ、その選ばれた者と共におられる神様であることを感謝します。私が、永遠の神様の中に信仰の根を深く下ろすことができるように祈ります。
一言:神様がともにおられる人
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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