□2月20日(木)
終わりの定めの時に関わることだ
ダニエル書8:1-27(19)
日毎の糧
ベルシャツァル王の治世の第三年に、また、ダニエルに幻が現れました。二本の角を持った雄羊が思いのままにふるまって、次第に強くなって行きました。雄羊はメディアとペルシアの王のことで、メディアの後のペルシアの方が強いことを意味します。雄羊を地に打ち倒し、立った雄やぎはギリシア王アレキサンダーを指しています。その後、4つの国が起こります。その中のひとつが麗しいイスラエルで非常に大きくなります。それはシリア地方を統治したセレウコス王朝時代のアンティオコス・エピファネスです。彼は軍隊を率いて、BC169年にエルサレムに入り、BC167年に神殿を掌握し、三年間聖なる神殿を汚しました。彼は自らを神の顕現と称し、神殿に豚の頭を飾り、偶像崇拝しました。残酷なまでに人々を殺しました。当時、人々はこの苦しい状況が、いつまで続くのかと嘆息しました。それは二千三百の夕と朝、約三年間続きました。しかし、悪人は滅びるしかありません。「人の手によらずに彼は砕かれる」(25)との御言葉のとおり、彼はBC164年、突然、病死します。神様が打たれたのです。
キリストの敵が聖徒たちを苦しめ、殺す時、私たちはどうすればいいのでしょうか。ダニエルは幻のことで、病気になりました。しかし、27節を見ると、その後、起きて王の事務を執ったとあります。大臣として王を支える仕事をし、現在与えられた責任を熱心に全うしたということです。世の終わりの時に働かれる神様を信じ、また勝利を与えてくださることを信じ、この神様に希望を置き、私たちは今、与えられたことを担ってゆくことが大切です。イエス様は、「荒らす忌まわしいもの」が、聖なる所に立っているのを見たらー読者はよく理解せよと言われました。また終わりの時に、「まず福音、あらゆる民族に宣べ伝えられなければなりません」(マコ13:10)というビジョンとともに福音伝道の使命を与えてくださいました。私たちはこの使命を最後まで担うのです。
祈り:父なる神様、ダニエルが全てを完全に悟り得ない中ででも与えられた使命を全うしたように、私たちも福音伝道の使命をよく担えるよう祈ります。
一言:黙々と使命を担う
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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