□12月22日(月)
あなたのおことばとおり、この身になりますように
ルカの福音書1:26-38(38) 聖誕特集
聖書本文
1:26 さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。
1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。
1:28 御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
1:29 しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
1:30 すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。
1:31 見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
1:32 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」
1:34 マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」
1:35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは何もありません。」
1:38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
御使いガブリエルはナザレという町の一人の処女、ダビデの家系でヨセフのいいなづけマリアのところに来ました。ガブリエルは彼女を祝福し、神から恵みを受けたことを告げました。そして、身ごもって、男の子を産むこと、また、その名をイエスとつけるように知らせました。御使いは、生まれてくる子の素晴らしさを褒め称えます。その子にはダビデの王位が与えられ、とこしえにヤコブの家を治める王になると祝福します。しかし、彼女にとっては不安でしかありません。婚約した身とはいえ、ヨセフと一緒に暮らしていません。男の人を知らない彼女が子供を宿すことは許されないことでした。御使いの喜びと彼女の不安は真逆な反応でした。
御使いはマリアの「どうして」という疑問に、ただ聖霊の働きによるものだと答えます。彼女の親戚のエリサベツも高齢でしたが、聖霊の力で子供を宿しました。神様にとって不可能なことは何もないのです。それを聞いて、マリアは「どうして」という考えを脇に置きました。「あなたのおことばどおり、この身になりますように。」と神様の計画を受け入れました。決して全てがクリアになった訳ではありません。処女が子供を宿すことは不可能なことです。でも神様はそれを可能にされました。であれば、彼女のこの理不尽な状況も、神様が導いてくださることでしょう。
クリスマスは、イエス様のお誕生をお祝いするだけではありません。私の救い主としてイエス様がお生まれになったと受け入れ、喜び、そのことを自分の人生にすることです。2025年のクリスマス、マリアのようにイエス様を受け入れるところから歩みたいと祈ります。
祈り:今年もクリスマスの季節となりました。イエス様のお誕生をただお祝いするだけではなく、私の人生のイベントとしてお生まれになった救い主キリストを受け入れる季節となるように祈ります。
一言:あなたのおことばとおり
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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