□3月19日(水)
主の目には小さなことです
列王記第二3:1-27(18)
日毎の糧
アハブが死ぬと、モアブの王はイスラエルの王に背きました。ヨラム王はイスラエルを動員し、ユダの王ヨシャファテとエドムの王と一緒にモアブへの戦いに出陣しました。しかし、道のりは七日間もかかり飲み水が亡くなる問題が生じてしまいました。王たちが気落ちしていると、ヨシャファテは真の預言者エリシャがいると答え、彼の元を訪ねました。エリシャは関わりたくなく、気乗りしない返事をしましたが、ヨシャファテの顔を立てるために預言をしました。それは涸れた谷にはたくさんの水があり、風を見ず、大雨を見なくても、この涸れた谷には水があふれると言いました。モアブの地は険しく荒野のような場所です。常識で考えればそこに何もなしに水がたまることはあり得ません。しかし、エリシャはこのことが主の目には小さなこととし、モアブに対する勝利を預言しました。
果たしてその通り、朝になると水で満たされ、血のように赤いのを見て、モアブはイスラエルが同士討ちをしたのだと勘違いをしました。そして勢いよく進軍した結果、イスラエルの返り討ちにあって敗走し、完敗したのです。しかし、イスラエルは最後の最後で、モアブの蛮行を目にして、恐れをなし撤退しました。主がモアブをイスラエルの手に渡すと約束されたにもかかわらず、最後の最後で戦いを切り上げてしまったのです。
荒野の谷に水が雨もなしにたまることは、常識ではあり得ません。そのような働きだけでも驚くべきことでしょう。しかし、主はそれを小さなことだとされます。このことは、主がもっと大きな勝利をくださる方であることを教えてくれます。主があなたにどんな大きなことを約束され、勝利に導いているのか、主と共に歩みましょう。
祈り:主のなされることを最後まで信じて途中でやめてしまうことなく、最後まで従順であるようにお助け下さい。
一言:主のなさることに最後まで従う
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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