□3月20日(木)
その油を売り、あなたの負債を払いなさい
列王記第二4:1-17(7)
日毎の糧
預言者の仲間の一人が死んでしまいました。夫を亡くした妻は負債を抱えていて債権者に二人の子どもを奴隷として売るように言われ、困っていました。この窮状をエリシャに訴えると、家の中に何があるのかを尋ねられました。家には油の壺一つしか残っていませんでした。すると、外に行って、近所のみんなから器を借りてくるように、空の器を持ってくるようにと命じられます。女は器を借りてくると、エリシャはそのすべての器に油を注ぎ入れ、いっぱいにしました。やもめはこの油を売ることで負債を完済するどころか、残った油だけでも十分暮らしてゆけるようになりました。
またエリシャがシュネムを通りかかると、一人の裕福な女がエリシャを食事に引き止め、彼が通る度に呼んでは、屋上に小さな部屋まで作り、そこに寝台と机と椅子と燭台を置きました。彼女は、エリシャが神の聖なる方だと考え、純粋に彼のために行っていました。彼女の一生懸命に骨折っている献身に答えようとエリシャが望みを尋ねると、若者ゲハジがこの家には子どもがいないと言いました。エリシャは彼女に男の子が与えられることになると話しますが、女はそれを偽りだと受け止めました。しかし、エリシャの預言の通り一年後にこの家庭に男の子が与えられました。
エリシャは一人一人の家庭にある事情や困りごとに対して、それぞれにあった解決をします。どのような人にも関心を寄せ、話を聞き、神様の力によって解決することに力を注ぎました。実際の問題に関心をもって、解決方法を祈りによって答えに導くエリシャは、霊的指導者の姿でした。
祈り:私にはエリシャのような力も業もないかもしれません。しかし、私の隣人に関心を持ち、神様の助けを求めるとりなしをする人として神様が用いてくださいますようにお祈りいたします。
一言:隣人に関心を持つ
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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