□3月21日(金)
シュネムの女の死んだ子を生き返らせたエリシャ
列王記第二4:18-37(34, 35)
日毎の糧
シュネムの女は神様の恵みで子供をもうけることが出来ました。しかしこの子が大きくなった時、「頭が、頭が」と言い、母親の膝の上で死んでしまいました。この絶望的な状況に彼女は悲嘆に明け暮れず、死んだ子をエリシャのために作った部屋の寝台に寝かせ、カルメル山の神の人エリシャのところに行きました。彼女はこれ以上ない苦しみを抱えていて、エリシャもそれを察知し、ゲハジを先に遣わすとともに、彼も後を追ってその子のもとへ駆けつけました。
エリシャが見たのは寝台で死んで横たわっている子どもです。しかし、エリシャは寝台の上に上がり、その子の上に身を伏せ、自分の口を子どもの口の上に、自分の目を子どもの目の上に、自分の両手を子どもの両手の上に重ねて、子どもの上に身をかがめました。すると、子どものからだが温かくなってきました。エリシャがまた、寝台の上に上がり、子どもの上に身をかがめると、子どもは七回くしゃみをして目を開きました。エリシャは神様に頼り、死んだ子を生き返らせてくださいました。
エリシャは彼女の苦しみに寄り添い、そして、彼女の気持ちを汲みました。彼女の子どもを生き返らせたのは、神様のみわざです。これを通して神様は心を痛め、一人一人にも関わってくださり、とりなしてくださる方であることを聖書は教えてくれます。このことは後にイエス様が私たちの罪のために十字架で死なれ、墓に葬られましたが、三日目によみがえることへの予表でもありました。神様にあって死は問題となりません。そして死によって打ちひしがれている人々に関わり、希望を与えてくださる神様です。
祈り:どんな状況であっても、死のような絶望のときでさえも、あきらめず、私に関わり続けていてくださる主あなたさまの恵みを感謝します。
一言:よみがえりの主を見上げよう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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