□3月23日(主日)
七回あなたの身を洗いなさい
列王記第二5:1-14(10)
日毎の糧
アラムの王の軍の長ナアマンは、主君に重んじられ、尊敬されていましたが、ツァラアトに冒されていました。ナアマンの妻にはかつてイスラエルから略奪して来た一人の若い娘がいました。彼女はサマリアにいる預言者のところに行けば、ツァラアトをきっと治してくれると進言しました。ナアマンはこれを聞き入れ、彼の主君も許可を下し、イスラエルの王宛ての手紙を持って行きました。しかし、イスラエルの王は自分に言いがかりをつけていると怒りました。これを知ったエリシャは、ナアマンを呼び寄せると、彼と直接会うこともせず、遣いを出し、ヨルダン川に行って七回身を洗うようにとだけ告げました。ナアマンはエリシャが直接来て、ツァラアトの患部の上で手を動かして治してくれる最高の治療を期待していました。しかし、そのような好待遇はなく、ヨルダン川のようなみすぼらしい川に行くようにだけ言われ、彼のプライドも傷つき激怒しました。しかし、しもべたちがナアマンを説得し、彼はエリシャが言ったとおりに、ヨルダン川で七回身を浸しました。すると、彼のからだは元どおりになって、幼子の体のようになり、きよくなりました。
「七回身を浸した」とは、完全に服従したことを意味します。ナアマンが神様の癒しを受けるために必要だったのは、自尊心を捨てて完全に従うことでした。もちろん、彼はイスラエルの国の人ではありませんでした。また、若い娘の話もよく聞き入れる姿勢がありました。しかし、最後の最後に彼に残っていた自尊心こそ、打ち砕かれるべきでした。エリシャはこれを知って、このような方法で、ナアマンが病気だけでなく神様を体験するようにもしたのです。
祈り:私の中にも自尊心が強く残っていることを気づかされます。主はあらゆることを通してこれを砕こうとしてくださることを感謝できるようにお助け下さい。
一言:最後まで主に従うこと
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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