□3月26日(水)
主のことばを聞きなさい
列王記第二6:24-7:2(7:1)
日毎の糧
アラムの王ベン・ハダドが全軍を率いてサマリアを包囲しました。この時サマリアは飢饉の中、この包囲により深刻な食糧不足とインフレに陥りました。普段は食料にもならないろばの頭一つが銀八十シェケルし、燃料である鳩の糞一カブの四分の一が銀五シェケルもしました。食料は底を尽き、中には自分の子供を食べてしまう親がいる有様でした。ある女性は知人に騙され我が子を食べてしまった悲しみを王に訴えました。王は衣を引き裂き、彼女の苦しみに寄り添いましたが、この原因はエリシャにあると考えました。エリシャがあの時サマリアに連れてきた軍隊を生かしておいたから苦しんでいる。「エリシャの首が彼の上についていれば、神がこの私を幾重にも罰せられますように」と王は言いました。これは天災ではない、神のさばきでもない、エリシャによる人災だとし、王はエリシャを殺そうと使者を遣わしました。
エリシャはこれをすべて分かっていました。そして王の使者に言います。「主のことばを聞きなさい。主はこう言われる。『明日の今ごろ、サマリアの門で、上等の小麦粉一セアが一シェケルで、大麦二セアが一シェケルで売られるようになる。』」その時のインフレ状態からしたら、考えられないような物価でしょう。ろばの頭を買うお金があれば小麦粉も大麦もたくさん手にできるのです。この王の侍従は、主が天に窓を作られたとしてもあり得ないと信じ、主のことばを聞き入れませんでした。災いや苦しみがある時、私たちはその原因を探します。誰かのせいだと考えます。しかし、心を満たすのは自分の思いではなく、主のことばであるべきことを聖書は教えています。あなたの心の飢饉に主のことばは届いていますでしょうか。
祈り:私の今の苦しみや問題についてなぜ、なぜと原因ばかりを探しているばかりで、あなたのことばを受け入れる心がありませんでした。どうか、わたしが主の言葉に飢えていることを気づかせてください。
一言:主の言葉を聞きましょう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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