□4月11日(金)
わざわいだ、最高の首長たち
アモス書6:1-14(1)
日毎の糧
イスラエルはなぜ滅亡したのでしょうか。アモスは指導者たちの罪を指摘します。1節の「シオンで安逸を貪る者」とは、南ユダの指導者のことです。「サマリアの山に信頼している者」とは、北イスラエルの指導者を指します。霊的な指導者は時代を見分け、神様の御旨を顧みる霊的な洞察力を持たなければなりません。霊的な洞察力がなければ、民たちを真理の道に導くことができず、神様の栄光を覆ってしまいます。ところが当時ユダとイスラエルの指導者たちは、霊的な洞察力を失っていました。彼らは象牙の寝台に横たわり、子羊と子牛を取って食べていました。十弦の琴の音に合わせて即興の歌を作り、ダビデをまねて新しい楽器を考え出しましたが、それはダビデの心とは違っていました。彼らは自分が楽しむために鉢から酒を飲み、最上の香油を身に塗りました。贅を極めていましたが、困窮している民のことは眼中にありませんでした。神様はこのような彼らに周辺の国家を滅ぼすことで、さばきに対する警鐘を鳴らしました。しかし、彼らは安逸を貪り、快楽を愛しました。安逸は罪の温床です。神様は安逸を嫌われます。
当時の北イスラエルの王ヤロブアム2世は、世の中的にはすばらしい指導者でした。彼はレボ・ハマテからアラバの海まで領土を拡張しました(Ⅱ列14:25)。彼は、自分の力でこれだけ国を成長させることができたと慢心するようになりました。それが彼を傲慢にしました。彼は危機の日にも神様に頼ることより軍隊の力や経済的な富に頼ろうとしました。しかし神様はまさに彼が頼るもので打とうとされました。神様は謙遜な者は高めますが、傲慢な者は必ず低くされます。
祈り:主よ、私が安逸と傲慢を悔い改めて熱心に働き、謙遜に主に栄光を帰すように助けてください。
一言:最も恐ろしい敵は安逸と傲慢
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」