□4月19日(土)
天に属する方のかたちも持つことになる
コリント人への手紙第一15:35-49(49) 受難週
聖書本文
15:35 しかし、「死者はどのようにしてよみがえるのか。どのようなからだで来るのか」と言う人がいるでしょう。
15:36 愚かな人だ。あなたが蒔くものは、死ななければ生かされません。
15:37 また、 あなたが蒔くものは、後にできるからだではなく、麦であれ、そのほかの穀物であれ、ただの種粒です。
15:38 しかし神は、みこころのままに、それにからだを与え、それぞれの種にそれ自身のからだをお与えになります。
15:39 どんな肉も同じではなく、人間の肉、獣の肉、鳥の肉、魚の肉、それぞれ違います。
15:40 また、天上のからだもあり、地上のからだもあり、天上のからだの輝きと地上のからだの輝きは異なり、
15:41 太陽の輝き、月の輝き、星の輝き、それぞれ違います。星と星の間でも輝きが違います。
15:42 死者の復活もこれと同じです。朽ちるもので蒔かれ、朽ちないものによみがえらされ、
15:43 卑しいもので蒔かれ、栄光あるものによみがえらされ、弱いもので蒔かれ、力あるものによみがえらされ、
15:44 血肉のからだで蒔かれ、御霊に属するからだによみがえらされるのです。血肉のからだがあるのですから、御霊のからだもあるのです。
15:45 こう書かれています。「最初の人アダムは生きるものとなった。」しかし、最後のアダムはいのちを与える御霊となりました。
15:46 最初にあったのは、御霊のものではなく血肉のものです。御霊のものは後に来るのです。
15:47 第一の人は地から出て、土で造られた人ですが、第二の人は天から出た方です。
15:48 土で造られた者たちはみな、この土で造られた人に似ており、天に属する者たちはみな、この天に属する方に似ています。
15:49 私たちは、土で造られた人のかたちを持っていたように、天に属する方のかたちも持つことになるのです。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
コリント教会の聖徒の中には、「死者はどのようにしてよみがえるのか、どのようなからだで来るのか」と言う人たちがいました。これについて、パウロは種の自然法則のたとえを通して、死んだ者がどのように復活するのかを説明します。種は死ななければ、芽を吹き、花を咲かせ、実をつけることができません。死は終わりではなくよみがえりの始まりなのです。死んでこそ新しい命が生まれるのです。同じく、人が新しい命を持って生きるためには、体が死ななければなりません。また、「蒔くもの」は、後にできるからだではなく、種の粒のことです。種を蒔きますが、神様はみこころに従って、おのおのの種にそれぞれのからだをお与えになります。このように、神様はみこころに従って、私たちを新しくよみがえらせてくださいます。
使徒パウロは、どのようなからだでよみがえるのかについて話します。どんな肉も同じではなく、それぞれ違います(39)。天上のからだもあり、地上のからだもあります。復活後の栄光もすべてが異なります。血肉の体は朽ちますが、御霊の体は永遠に生きることのできる朽ちない体です。血肉の体は卑しいですが、御霊の体は輝かしい栄光ある姿です。血肉の体は弱いですが、御霊の体は強いのです。この世では、アダムは血肉の体を持った者でした。しかし私たちは、将来的にイエス・キリストのかたちを持つことができます。それは、イエス様がいのちを与える御霊となるからです(45)。新しい復活の体によみがえらされることを待ち望みながら生きていきましょう。
祈り:主よ、イエス様が再び来られるまで、新しい復活の体によみがえらされる希望が私の心をいつも満たしてくれますように祈ります。
一言:天に属する方のかたち
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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