□5月1日(木)
はい、行きます
創世記24:50-67(58)
聖書本文
24:50 ラバンとベトエルは答えた。「【主】からこのことが出たのですから、私たちはあなたに良し悪しを言うことはできません。
24:51 ご覧ください。リベカはあなたの前におります。どうぞお連れください。【主】が言われたとおりに、あなたのご主人の息子さんの妻となりますように。」
24:52 アブラハムのしもべは、彼らのことばを聞くやいなや、地にひれ伏して【主】を礼拝した。
24:53 そして、このしもべは銀や金の品物や衣装を取り出して、リベカに与えた。また、彼女の兄や母にも貴重な品々を贈った。
24:54 このしもべと、ともにいた従者たちは、食べたり飲んだりして、そこに泊まった。朝になって彼らが起きると、そのしもべは「私の主人のところへ帰らせてください」と言った。
24:55 彼女の兄と母は、「娘をしばらく、十日間ほど私たちのもとにとどまらせて、その後で行かせるようにしたいのですが」と言った。
24:56 しもべは彼らに、「私が遅れないようにしてください。【主】が私の旅を成功させてくださったのですから。主人のところへ行けるように、私を帰らせてください」と言った。
24:57 彼らは答えた。「娘を呼び寄せて、娘の言うことを聞いてみましょう。」
24:58 彼らはリベカを呼び寄せて、「この人と一緒に行くか」と尋ねた。すると彼女は「はい、行きます」と答えた。
24:59 そこで彼らは、妹リベカとその乳母を、アブラハムのしもべとその従者たちと一緒に送り出した。
24:60 彼らはリベカを祝福して言った。
「われらの妹よ、
あなたは幾千万にも増えるように。
あなたの子孫は敵の門を勝ち取るように。」
24:61 リベカとその侍女たちは立ち上がり、らくだに乗って、その人の後について行った。こうして、しもべはリベカを連れ帰った。
24:62 一方イサクは、ベエル・ラハイ・ロイ地方から帰って来ていた。彼はネゲブの地に住んでいたのであった。
24:63 イサクは夕暮れ近く、野に散歩に出かけた。彼が目を上げて見ると、ちょうど、らくだが近づいて来ていた。
24:64 リベカも目を上げ、イサクを見ると、らくだから降り、
24:65 しもべに尋ねた。「野を歩いて私たちを迎えに来る、あの方はどなたですか。」しもべは答えた。「あの方が私の主人です。」そこで、リベカはベールを手に取って、身をおおった。
24:66 しもべは、自分がしてきたことを残らずイサクに話した。
24:67 イサクは、その母サラの天幕にリベカを連れて行き、リベカを迎えて妻とし、彼女を愛した。イサクは、母の亡き後、慰めを得た。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
アブラハムのしもべの話を詳しく聞いたラバンとベトエルが次のように答えました。「主からこのことが出たのですから、私たちはあなたに良し悪しを言うことはできません。(50)」 彼らはリベカの兄また父として、自分たちの願い通りにリベカを結婚させたいと思っていたことでしょう。しかし、アブラハムのしもべの話を通して、全てのことが神様によるものであることを悟りました。また、彼らは神様の導きの前で、自分たちが良し悪しを言うことができない存在であることを認識しました。彼らはリベカの人生を自分たちがコントロールしようとせず、神様に委ねました。
ラバンとベトエルは、リベカを神様に委ねることにしましたが、少なくとも十日間は一緒にいたいと思いました。しかし、アブラハムのしもべは、自分の使命があるためすぐにリベカを連れて行くことを望みました。どうするかを当事者であるリベカが決めなければなりませんでした。ところが、彼女は、「はい、行きます。」と答えました。彼女は、自分の夫になるイサクがどんな姿をしているのか、どんな性格なのか、全く知りませんでした。ただ、この結婚が神様によるものだという一つの事柄だけを信じ、「行きます」と答えました。彼女は神様の願われることなら何でもできる信仰と決断の人でした。家族はリベカを送り、彼女が幾千万にも増え、その子孫が敵の門を勝ち取るようにと祝福しました。
神様の導きを悟ったならば、神様の御心にすぐに従うことが大事です。信仰とは、神様の御心を悟ったらすぐに従うことです。神様は、神様を信じ全てのことを主に委ねられる人々を御自分の救いの御業に用いられます。
祈り:主よ、御心を悟った時にはすぐに従順に従えるように助けてください。私を決断の人として立ててください。
一言:信仰によって行きます
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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