□5月6日(火)
声を上げて泣いたエサウ
創世記27:30-46(38)
日毎の糧
イサクがヤコブを祝福し終わると、エサウが帰って来ました。彼はおいしい料理をこしらえて、父の所に持って来て、自分を祝福してほしいと頼みました。驚いたイサクは、ヤコブが自分を騙し、全ての祝福を受け取ってしまったことを話しました。エサウは声の限りに激しく泣き叫び、自分も祝福してほしいと懇願しました。イサクは、ヤコブが兄の主となり、全ての物質的な祝福も持つようになると、はっきり言いました。エサウはイサクに「お父さん、祝福は一つしかないのですか。」と泣いて訴えました。しかし、イサクは、余分な祝福はないと言い、エサウの未来に対して話しました。地の肥沃はなく、上から天の露もない、乾いた地で住み、剣によって生き、弟に仕えることになるというものでした。エサウは自分の祝福を奪ったヤコブを恨んで殺そうとしました。これを知ったリベカは、ヤコブを兄ラバンの所に行かせることにしました。兄の憤りが収まるまで、暫らくそこに留まるようにさせました。兄の所に行かせたのは、ヤコブの結婚とも関係があります。リベカは、エサウがヒッタイト人の娘たちを娶ったせいで、生きているのが嫌になり、喜びも失ってしまう程でした。
エサウは、自分が祝福を失ったのはヤコブのせいだと言いました。しかし、彼が祝福を奪われた根本的な原因は、彼自身が神様の祝福を軽蔑し、俗悪に生きていたからです。彼は豆の煮物の一皿で長子の権利を売り、父母を悩ませるヒッタイト人の娘たちを娶りました。彼は祝福を受けられるような生き方をしていませんでした。私たちが神様の祝福を失うのは、誰のせいでもありません。一瞬の運がないからでもありません。普段の自分の生き方と内面性と価値観の結果なのです。私たちは平素から神様に喜ばれる生き方をするように努めなければなりません。そうするならば、決定的な瞬間に神様の祝福が受けられます。
祈り:主よ、不運を嘆いたり、人のせいにしたりしていたことを悔い改めます。私のうちにある俗悪な価値観をきよめてください。主に喜ばれる生き方ができるように私を変えてください。
一言:主に喜ばれる内面性
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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