□5月17日(土)
主に堅くつき従って離れることがなかったヒゼキヤ
列王記第二18:1-16(6)
聖書本文
18:1 イスラエルの王エラの子ホセアの第三年に、ユダの王アハズの子ヒゼキヤが王となった。
18:2 彼は二十五歳で王となり、エルサレムで二十九年間、王であった。彼の母の名はアビといい、ゼカリヤの娘であった。
18:3 彼は、すべて父祖ダビデが行ったとおりに、【主】の目にかなうことを行った。
18:4 高き所を取り除き、石の柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒し、モーセが作った青銅の蛇を砕いた。そのころまで、イスラエル人がこれに犠牲を供えていたからである。これはネフシュタンと呼ばれていた。
18:5 彼はイスラエルの神、【主】に信頼していた。彼の後にも前にも、ユダの王たちの中で、彼ほどの者はだれもいなかった。
18:6 彼は【主】に堅くつき従って離れることなく、【主】がモーセに命じられた命令を守った。
18:7 【主】は彼とともにおられた。彼はどこへ出て行っても成功を収めた。彼はアッシリアの王に反逆し、彼に仕えなかった。
18:8 彼はペリシテ人を討ってガザにまで至り、見張りのやぐらから城壁のある町に至るその領土を打ち破った。
18:9 ヒゼキヤ王の第四年、イスラエルの王エラの子ホセアの第七年に、アッシリアの王シャルマネセルがサマリアに攻め上って来て、これを包囲し、
18:10 三年後にこれを攻め取った。すなわち、ヒゼキヤの第六年、イスラエルの王ホセアの第九年に、サマリアは攻め取られた。
18:11 アッシリアの王はイスラエル人をアッシリアに捕らえ移し、彼らをハラフと、ゴザンの川ハボルのほとり、またメディアの町々に定住させた。
18:12 これは、彼らが彼らの神、【主】の御声に聞き従わず、その契約を破り、【主】のしもべモーセが命じたすべてのことに聞き従わず、これを行わなかったからである。
18:13 ヒゼキヤ王の第十四年に、アッシリアの王センナケリブが、ユダのすべての城壁のある町々に攻め上り、これを取った。
18:14 ユダの王ヒゼキヤは、ラキシュのアッシリアの王のところに人を遣わして言った。「私は過ちを犯しました。私のところから引き揚げてください。あなたが私に課せられるものは何でも負いますから。」そこで、アッシリアの王はユダの王ヒゼキヤに、銀三百タラントと金三十タラントを要求した。
18:15 ヒゼキヤは、【主】の宮と王宮の宝物倉にある銀をすべて渡した。
18:16 そのとき、ユダの王ヒゼキヤは、自分が【主】の神殿の扉と柱に張り付けた金を剝ぎ取り、これをアッシリアの王に渡した。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ユダの王ヒゼキヤは、大々的な宗教改革を断行しました。高き所を取り除き、石の柱を打ち砕き、アシェラ像を切り倒しました。また、イスラエル人によって偶像にされてしまったモーセの作った青銅の蛇「ネフシュタン」も砕きました(4)。これらの偶像崇拝がユダ王国の危機の原因であると考え、ヒゼキヤは罪を徹底的に排除しました。
ヒゼキヤは主に堅くつき従って離れることがありませんでした。彼は主がモーセに命じられた命令を守りました。主はこのような彼とともにおられ、彼が行うことを成功させました。そしてヒゼキヤはアッシリアの王に反逆し、彼に仕えませんでした(7)。また、ペリシテ人を打ってガザ地方を占領するなど、政治的、軍事的に成功を収めました。
ヒゼキヤ王の第四年、アッシリアの王シャルマネセルが北イスラエルのサマリアに攻め上り、三年後に攻め取ってしまいました。ヒゼキヤ王の十四年目には、アッシリアの王センナケリブがユダを攻撃しましたが、主につき従ったヒゼキヤは国を守ることが出来ました。
神様との関係によって、私たちの人生は大きく変わります。神様を愛し、神様につき従った人は、困難に直面しても神様の祝福を受けます。ただし、信仰生活は単に「成功」ではなく、神様との関係を深めることにこそ価値があります。私たちは日々、自分の弱さを認めつつ、主に信頼して歩む者でありたいと思います。
祈り:全能の主が私たちを愛し、共に歩んでくださっていることを感謝します。いつも忠実に主と深く交わり、より頼むように助けてください。
一言:神様につき従う人
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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