□5月23日(金)
さらに悪いことを行ったマナセ
列王記第二21:1-26(11)
日毎の糧
マナセは、父ヒゼキヤがいのちを延長してもらったその三年後に生まれた子です。彼は、ヒゼキヤの信仰の影響を受けなかったようです。彼はイスラエル史上、一番長い五十五年間、王でしたが、あらゆる罪を犯しました。彼は、主がイスラエル人の前から追い払われた異邦の民の忌みきらうべきならわしをまねて、主の目の前に悪を行いました。彼は、ヒゼキヤが打ちこわした高き所を築き直し、バアルのために祭壇を立て、イスラエルの王アハブがしたようにアシェラ像を造り、天の万象を拝み、これに仕えました。また、自分の子どもに火の中を通らせ、卜占をし、まじないをし、霊媒や口寄せをしました。さらに彼は、自分が造った偶像を宮に安置しました。これは、「わたしは、この宮に…わたしの名をとこしえに置く」(7)と言われた主の名を汚すことです。
民も、当然、主の御言葉に聞き従わなくなり、異邦人よりもさらに悪いことを行いました。マナセは、カナンの先住民の一つであったアモリ人たちが行ったすべての忌み嫌うべきことよりも、さらに悪いことを行いました。彼の子はアモンですが、エジプトの偶像の名前からつけました。神様はこのようなマナセとユダに対し、わざわいをもたらします。だれでもそれを聞く者は両耳が鳴るほどの恐ろしいわざわいです。
マナセは神様より強国に頼り、彼らが仕える偶像に仕えました。彼は苦難の中でも信仰によって生きたダビデやヒゼキヤに見習わず、アハブに見習いました。彼はカナン人も行わないような忌み嫌うべき罪を犯しました。政治的には長い期間、王でしたが、信仰的にはユダを取り返しのつかない罪に陥れました。
祈り:主よ、私が悔い改めなければ、世の民よりもさらに悪い者になってしまうことを学びます。いつも謙遜に悔い改めることができるように、助けてください。
一言:異邦の民よりも悪い者になってしまうことがある
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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