□6月8日(主日)
耕地を開拓せよ
ホセア書10:1-15(12)
聖書本文
10:1 イスラエルは生い茂るぶどうの木。
それは多くの実をつけた。
実が増えるにしたがって
祭壇の数を増やし、
その地が豊かになるにしたがって
石の柱を豊かにした。
10:2 彼らの心は偽りだ。
今、彼らはその罰を受ける。
主が彼らの祭壇を壊し、
彼らの石の柱を踏みにじられる。
10:3 今、彼らは言う。
「私たちに王はいない。
私たちが【主】を恐れていないからだ。
王がいても、私たちに何ができるだろうか。」
10:4 彼らは無駄口をきき、
むなしい誓いを立てて契約を結ぶ。
さばきは、
畑の畝の毒草のように生い出る。
10:5 サマリアの住民は、
ベテ・アベンの子牛のことでおののく。
その民はそのことで喪に服し、
偶像に仕える祭司たち、
その栄光を喜んでいた者たちも喪に服す。
栄光が子牛から去ったからだ。
10:6 それはアッシリアに持ち去られ、
大王への贈り物となる。
エフライムは恥を受け、
イスラエルは自分のはかりごとで恥を見る。
10:7 サマリアは滅び失せ、
その王は水の面の木片のようだ。
10:8 イスラエルの罪である
アベンの高き所は滅ぼし尽くされる。
茨とあざみが
彼らの祭壇の上に生い茂る。
彼らは山々に向かって
「私たちをおおえ」と言い、
丘に向かって
「私たちの上に崩れ落ちよ」と言う。
10:9 「イスラエルよ。ギブアの日以来、
あなたは罪を犯してきた。
そこで彼らは同じことを行っている。
ギブアで、戦いが
この不法の民を襲わないだろうか。
10:10 彼らを懲らしめることがわたしの願いだ。
二つの不義のために彼らが捕らえられるとき、
諸国の民が集められて彼らに敵対する。
10:11 エフライムは飼いならされた雌の子牛、
麦打ち場で踏むことを好む。
しかし、わたしはその美しい首にくびきを掛ける。
わたしがエフライムに乗り、
ユダが耕し、
ヤコブが馬ぐわを引くようになる。
10:12 あなたがたは正義の種を蒔き、
誠実の実を刈り入れ、
耕地を開拓せよ。
今が【主】を求める時だ。
ついに主は来て、
正義の雨をあなたがたの上に降らせる。」
10:13 あなたがたは悪を耕し、
不正を刈り取り、
偽りの実を食べた。
それはあなたが自分の力に、
自分の勇士の数に拠り頼んだからだ。
10:14 あなたの民の中で戦塵が起こり、
要塞はみな打ち滅ぼされる。
戦いの日にシャルマンが
ベテ・アルベルを踏みにじったように、
母親は子どもたちのそばで八つ裂きにされる。
10:15 ベテルよ。
あなたがたの悪があまりにもひどいので、
このようなことがあなたがたになされる。
夜明けには、イスラエルの王は全く滅ぼされる。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イスラエルは、神様の祝福によって実を結ぶぶどうの木のようになりました。しかし、彼らは栄えるほど、むしろ偶像の祭壇を増やしていきました。彼らは、うわべでは神様に仕えているように見えましたが、心の中では神様を恐れず、神様が自分たちの王になることも、またそのお力も、否定していました。彼らは自ら王になり、偶像に仕え、自分勝手に生きました。彼らは、内と外が違い、偽りの心を持っていました(2)。このような彼らに神様はどのようになさいますか。サマリアの王は水の面の木片のように滅びうせます(7)。高き所を滅ぼされます(8)。彼らの罪があまりにもひどいので、イスラエルの王は夜明けには、全く滅ぼされます(15)。
彼らが生きるためには、どうすればいいのでしょうか。耕地を開拓しなければなりません(12)。最初、彼らは神様の良い地でしたが、悪を耕し、耕地になりました。「耕地」とは、かつて耕されたけれども、その後、長い間放置されたために、いばらや雑草の茂った状態になっている地のことです。イスラエルは、耕地のように偽りと高慢と偶像崇拝の雑草におおわれていました。これらのものを取り除き、堅くなった耕地を耕さなければなりません。神様の御言葉で自分の間違った考えを取り除いて、「正義の種」(12)を心のうちにまかなければなりません。「正義の種」とは、イエス様の十字架によって完全に成し遂げられた神様の正義のこと、福音のことです。私たちが主を求め、その福音生活をするなら、美しく豊かな実を、再び結ぶことができるようになります。
祈り:主よ、高慢と偽りで荒れ果てていた私の心です。ありのまま主の御前に出て行きますから、神様の正義を豊かに注いでください。
一言:主の御言葉で耕しましょう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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