□6月9日(月)
わたしの心はわたしのうちで沸き返り
ホセア書11:1-11(8)
聖書本文
11:1 「イスラエルが幼いころ、わたしは彼を愛し、
エジプトからわたしの子を呼び出した。
11:2 彼らは、呼べば呼ぶほど
ますます離れて行き、
もろもろのバアルにいけにえを献げて、
刻んだ像に犠牲を供えた。
11:3 このわたしがエフライムに歩くことを教え、
彼らを腕に抱いたのだ。
しかし、わたしが彼らを癒やしたことを
彼らは知らなかった。
11:4 わたしは人間の綱、愛の絆で
彼らを引いてきた。
わたしは彼らにとって
あごの口籠を外す者のようになり、
彼らに手を伸ばして食べさせてきた。
11:5 彼はエジプトの地には帰らない。
アッシリアが彼の王となる。
彼らがわたしに立ち返ることを拒んだからだ。
11:6 剣は、その町々に対して荒れ狂い、
かんぬきの取っ手を打ち砕き、
彼らのはかりごとのゆえに、町々を食い尽くす。
11:7 わたしの民は頑なに
わたしに背いている。
いと高き方に呼ばれても、
ともにあがめようとはしない。
11:8 エフライムよ。わたしはどうして
あなたを引き渡すことができるだろうか。
イスラエルよ。どうして
あなたを見捨てることができるだろうか。
どうしてあなたを
アデマのように引き渡すことができるだろうか。
どうしてあなたを
ツェボイムのようにすることができるだろうか。
わたしの心はわたしのうちで沸き返り、
わたしはあわれみで胸が熱くなっている。
11:9 わたしは怒りを燃やして
再びエフライムを滅ぼすことはしない。
わたしは神であって、人ではなく、
あなたがたのうちにいる聖なる者だ。
わたしは町に入ることはしない。
11:10 彼らは【主】の後について行く。
主は獅子のようにほえる。
まことに主がほえると、
子らは西から震えながらやって来る。
11:11 鳥のようにエジプトから、
鳩のようにアッシリアの地から、
彼らは震えながらやって来る。
わたしは彼らを自分たちの家に住ませよう。
──【主】のことば。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イスラエルはバアルたちにいけにえをささげ、刻んだ像に犠牲を供えました。そんな彼らの姿を見ておられた神様の心は、どうだったでしょうか。神様はイスラエルを愛し、育てました。愛の絆で彼らを引き、あごのくつこを外し、優しく食べさせました。こうして我が子のように愛したのに、彼らはバアルのほうに行き、淫行を行い、父の心を苦しめました。神様は預言者たちをイスラエルに遣わして、神様に立ち返るようにされましたが、彼らは遠ざかり、神様に立ち返ることを拒みました。
こんなイスラエルを、どうすればいいでしょうか。普通の人なら、背信した彼らに復讐するでしょう。しかし、神様は真実な方であられ、聖なる方であられるので、そのようにはなさいません。愛するから、また、彼らを子のように思うから、次のように言われます。「エフライムよ。わたしはどうしてあなたを引き渡すことができようか。イスラエルよ。どうしてあなたを見捨てることができるだろうか。(8)」引き渡すことも、見捨てることもできないと言われます。ところが、それでもエフライムは立ち返らず、バアルを崇拝しました。そんな彼らを見て、神様の御心はどれほど痛いでしょうか。ところが神様は、「わたしの心はわたしのうちで沸き返り、わたしはあわれみで胸が熱くなっている」と言われます。神様は、彼らに対するあわれみで胸が熱くなっておられます。それで、燃える怒りで罰せず、滅ぼさないと言われます。このような神様の御心を知ったイスラエルは、どうすればいいでしょうか。神様の愛を覚えて、獅子のようにほえる主の御声を聞いて立ち返らなければなりません。鳥のようにエジプトから、鳩のようにアッシリアの地から、震えながらやって来るなら、主は彼らを自分たちの家に住ませて下さいます。
祈り:主よ、私が罪の中にいる時にも、あなたは、あわれみで胸が熱くなって私が立ち返ることを待っておられることを知りました。私が神様の愛を覚えて、罪を悔い改めることができるように祈ります。
一言:あわれみで胸が熱くなっている
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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