□6月18日(水)
獣を拝むようになる
ヨハネの黙示録13:1-18(8)
聖書本文
13:1 また私は、海から一頭の獣が上って来るのを見た。これには十本の角と七つの頭があった。その角には十の王冠があり、その頭には神を冒瀆する様々な名があった。
13:2 私が見たその獣は豹に似ていて、足は熊の足のよう、口は獅子の口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と自分の王座と大きな権威を与えた。
13:3 その頭のうちの一つは打たれて死んだと思われたが、その致命的な傷は治った。全地は驚いてその獣に従い、
13:4 竜を拝んだ。竜が獣に権威を与えたからである。また人々は獣も拝んで言った。「だれがこの獣に比べられるだろうか。だれがこれと戦うことができるだろうか。」
13:5 この獣には、大言壮語して冒瀆のことばを語る口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられた。
13:6 獣は神を冒瀆するために口を開いて、神の御名と神の幕屋、また天に住む者たちを冒瀆した。
13:7 獣は、聖徒たちに戦いを挑んで打ち勝つことが許された。また、あらゆる部族、民族、言語、国民を支配する権威が与えられた。
13:8 地に住む者たちで、世界の基が据えられたときから、屠られた子羊のいのちの書にその名が書き記されていない者はみな、この獣を拝むようになる。
13:9 耳のある者は聞きなさい。
13:10 捕らわれの身になるべき者は
捕らわれ、
剣で殺されるべき者は
剣で殺される。
ここに、聖徒たちの忍耐と信仰が必要である。
13:11 また私は、別の獣が地から上って来るのを見た。それは、子羊の角に似た二本の角を持ち、竜が語るように語っていた。
13:12 この獣は、最初の獣が持っていたすべての権威を、その獣の前で働かせた。また、地と地に住む者たちに、致命的な傷が治った最初の獣を拝ませた。
13:13 また、大きなしるしを行い、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。
13:14 また、この獣は、あの獣の前で行うことが許されたしるしによって、地に住む者たちを惑わし、剣の傷を受けながらも生き返ったあの獣の像を造るように、地に住む者たちに命じた。
13:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がものを言うことさえできるようにし、また、その像を拝まない者たちをみな殺すようにした。
13:16 また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。
13:17 また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。
13:18 ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
使徒ヨハネは幻の中で二匹の獣を見ました。一匹は海から上って来て、もう一匹は地から上って来ました。海からの獣は、サタンの大きな力を持つ者でした(1,2)。彼がすることは何でしょうか。第一に、人々の心を捕らえ、自分を拝ませます(4)。第二に、口を開いて、神様と、天に住む者たちを冒涜します(6)。第三に、聖徒たちと戦って勝ち、あらゆる部族、民族、言語、国民を支配します。それで、いのちの書に書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになります(8)。この獣は、世の権力を象徴しています。私たちは、世の人々が神様を拒み、信者たちを激しく迫害してきても、驚くべきではありません。私たちは忍耐をもって神様の御声に耳を傾け続けてゆきましょう。神様が全てを支配し、ご自分の計画に従って治めておられるからです。私たちは苦しんだり、時には死に至ることもあるかもしれません。しかし、どんな時にも、どんな状況にあっても、私たちは耐え忍び、主に忠実であるように召されているのです。
地からの獣は、羊のようにおとなしく見えましたが、やることは乱暴で、醜いものでした。特に、この獣は大きなしるしを行ない、人々を惑わします。火を天から地に降らせるようなしるしさえも行ないます。また、獣の像に息を吹き込んで、ものを言えるようにして人々を惑わし、偶像崇拝をさせました(15)。
この獣は偽りの宗教を象徴しています。悪魔は、この地に住む人々を偶像崇拝者にしようとします。しかし、クリスチャンは悪魔と戦って、神様にだけ仕えなければなりません。私たちの礼拝を受けるのにふさわしい方は、ただイエス・キリストだけです。
祈り:主よ、世の権威や世情に流されないように、私を強めて下さい。神様にだけ仕える信仰と勇気、忍耐をお与えください。
一言:あなたの神である主を礼拝しなさい
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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