□6月23日(月)
皆が聖霊に満たされ
使徒の働き2:1-13(4)
聖書本文
2:1 五旬節の日になって、皆が同じ場所に集まっていた。
2:2 すると天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こり、彼らが座っていた家全体に響き渡った。
2:3 また、炎のような舌が分かれて現れ、一人ひとりの上にとどまった。
2:4 すると皆が聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、他国のいろいろなことばで話し始めた。
2:5 さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国々から来て住んでいたが、
2:6 この物音がしたため、大勢の人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国のことばで弟子たちが話すのを聞いて、呆気にとられてしまった。
2:7 彼らは驚き、不思議に思って言った。「見なさい。話しているこの人たちはみな、ガリラヤの人ではないか。
2:8 それなのに、私たちそれぞれが生まれた国のことばで話を聞くとは、いったいどうしたことか。
2:9 私たちは、パルティア人、メディア人、エラム人、またメソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントスとアジア、
2:10 フリュギアとパンフィリア、エジプト、クレネに近いリビア地方などに住む者、また滞在中のローマ人で、
2:11 ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレタ人とアラビア人もいる。それなのに、あの人たちが、私たちのことばで神の大きなみわざを語るのを聞くとは。」
2:12 人々はみな驚き当惑して、「いったい、これはどうしたことか」と言い合った。
2:13 だが、「彼らは新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、嘲る者たちもいた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
五旬節の日になり、皆が同じ場所に集まっていた時です。天から突然、激しい風が吹いて来たような響きが起こりました。また、炎のような舌が分かれて現れ、一人一人の上にとどまると、皆が聖霊に満たされました。そして驚くことに御霊が語らせるままに、他国のいろいろな言葉で話し始めたのです。ちょうどこの日は祭りのために天下のあらゆる国々から敬虔なユダヤ人たちが来ていました。この物音がしたところに行くと、弟子がそれぞれの自分の国のことばで話すのを聞いて、彼らは呆気にとらわれてしまい、驚き、不思議に思いました。「いったい、これはどうしたことか。」中には新しいぶどう酒に酔っていると言う者や、嘲る声もありました。しかし、弟子たちはぶどう酒ではなく、聖霊に満たされていたのです。
どうして弟子たちは異国の言葉を話せるようになったのでしょうか。それは聖霊が語らせるままに委ねたからです。そして、これからキリストの福音が地の果てまで広がってゆくために、神様が弟子たちを用いようとされたからです。弟子たちにはそれを担う能力も知識も圧倒的に不足していました。しかし、このために神様は聖霊様を通して必要を満たしてくださることを見せてくださいました。人の条件や能力が主のわざを担うのではありません。聖霊に満たされているか、聖霊様が共にされていれば驚くようなことが起こります。どんな障壁も乗り越えて、キリストの証人となります。この場にいた弟子の皆が聖霊に満たされました。今の時代、私たちも皆が聖霊に満たされることを祈りましょう。そしてキリストの証人として歩んでゆきましょう。
祈り:主よ、私の思いを捨て、ただ聖霊様の満たしを受けることを求めます。私の能力ではなく、ただ聖霊様が私を通して語ってくださり、キリストの証人として用いてください。
一言:聖霊の満たし
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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