□6月24日(火)
青年は幻を見、老人は夢を見る
使徒の働き2:14-21(17)
聖書本文
2:14 ペテロは十一人とともに立って、声を張り上げ、人々に語りかけた。「ユダヤの皆さん、ならびにエルサレムに住むすべての皆さん、あなたがたにこのことを知っていただきたい。私のことばに耳を傾けていただきたい。
2:15 今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが思っているように酔っているのではありません。
2:16 これは、預言者ヨエルによって語られたことです。
2:17 『神は言われる。
終わりの日に、わたしは
すべての人にわたしの霊を注ぐ。
あなたがたの息子や娘は預言し、
青年は幻を見、老人は夢を見る。
2:18 その日わたしは、
わたしのしもべにも、はしためにも、
わたしの霊を注ぐ。
すると彼らは預言する。
2:19 また、わたしは上は天に不思議を、
下は地にしるしを現れさせる。
それは血と火と立ち上る煙。
2:20 主の大いなる輝かしい日が来る前に、
太陽は闇に、月は血に変わる。
2:21 しかし、主の御名を呼び求める者は
みな救われる。』
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
弟子たちが聖霊に満たされていろいろな国の言葉を話すと、それを泥酔だと嘲る者がいました。ペテロは十一人と共に立ち、声を張り上げて話し始めました。ペテロは大胆に、力強く話をし、これは聖霊によるものであることを証し、ヨエル書のみことばを引用しました。ヨエル書のみことばは、終わりの日に注がれる聖霊の出来事を預言しています。預言とは、隠されている神様の真理を明らかにするという意味があります。終わりの日に、神様はすべての人に主の霊を注がれます。その霊を受けた人は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見るとあります。幻とは未来に対する希望です。そして夢とは現実ではなく神に対するものです。青年は未来に対して不安と期待が入り混じっています。終わりの日には希望を抱きにくいことかもしれません。また、老人は人生の終わりを迎え、未来ではなく過去に思いを馳せて暮らしやすいです。どちらも前向きになれない中でも、聖霊が望まれると、青年も老人も未来について前向きに話すようになります。そこには活力があります、生き生きとした意欲があります。
弟子たちはイエス様がいなくなると、これから先のことが見えなくなっていたでしょう。しかし、彼らは聖霊に満たされました。そして地の果てにまで福音を伝えるという幻、イエス様を信じる人がいっぱいになるという夢を見ました。主の霊の満たしを受ける時、年齢は関係ありません。幻も夢も、主は豊かに見せてくださるのです。前向きで、活力ある人生が開いています。ペテロは聖霊によってそれがなされたことを証しました。主の御名を呼び求める者はみな救われる、壮大な幻と夢を語りました。あなたには今どんな幻と夢が見えているでしょうか。
祈り:今の時代の暗さや景気感だけで未来を悲観的に考えていたことを悔い改めます。聖霊が臨めばどんな時も、幾つになっても幻と夢を見ることを学び感謝します。主の聖霊の満たしを望みます。
一言:聖霊が臨まれると
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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