□7月16日(水)
神を礼拝する人たちが歴史の主人公
歴代誌第一1:1-2:55(2:1,2)
日毎の糧
歴代誌は、南王国ユダを中心としたイスラエルの歴史を記録しています。執筆された当時、ユダはバビロン捕囚から帰還してしばらく経っていました。隣国からの圧迫や生活苦などから、人々は自分たちの日々の生活を優先し、神を礼拝する生活から心が離れるようになっていました。歴代誌が書かれた目的は、そんなユダの民が、契約の民、選びの民としてのアイデンティティーを取り戻し、神殿を中心に真の礼拝をささげ、「神を礼拝する民」として再建されるためでした。
まず著者は、アダムから始まった系図が、アブラハムを経てダビデ王まで続いていることを記録しました。ダビデ王は、イスラエルにとっては真の礼拝者の典型でした。音楽を、神様を礼拝するために用いた最初の人が、このダビデ王でした。ノアの三人の息子の子孫についても記録し、アブラハムがセムの子孫であることを明らかにしています。アブラハムの子孫については、まずイシュマエルの系図、その後にイサクの子孫を記録しました。イサクの子孫のうち、エサウの系図をまず記録し、その後、信仰の子孫、イスラエル(ヤコブ)の子孫を記録しました。イスラエルの子孫の中では、神様の祝福を受けて最も繁栄し、政治的指導者を排出したユダの部族から記録しています。ここには、ダビデの家門がどのように誕生するようになったのかが記録されています。
神様が大切に思う歴史は、神を信じて礼拝する信仰の人々の歴史です。信仰の人々は、世の人々と比べ、目立たず、見劣りすることがあります。しかし華やかでなくても、神をあがめ、礼拝する信仰の人々こそが、本当の歴史の主人公です。信仰の人々は、自分たちが神様の御前で、本当の歴史の主人公であることを知り、自負心を持って生きなければなりません。
祈り:聖なる神様、信仰の先祖たちのように、私にも神様をあがめ、礼拝するきよい心をあたえてください。そして主のみわざに用いられ、本当の歴史の主人公としての人生を歩むことができるように祈ります。
一言:私が歴史の主人公
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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