□7月25日(金)
ダビデを王にしようと
歴代誌第一12:23-40(38)
聖書本文
12:23 【主】のことばのとおりにサウルの支配をダビデに移すために、ヘブロンにいるダビデのもとに来た武装した者のかしらの数は次のとおりである。
12:24 ユダ族で、大盾と槍を手にして武装した者六千八百人。
12:25 シメオン族からは、戦に出る勇士七千百人。
12:26 レビ族からは四千六百人。
12:27 エホヤダはアロンの家のつかさで、彼とともにいた者は三千七百人。
12:28 ツァドクは若い勇士で、その一族には二十二人の隊長がいた。
12:29 サウルの同胞ベニヤミン族からは三千人。その大多数は、それまでサウルの家を守り続けてきた。
12:30 エフライム族からは二万八百人。彼らは勇士で、その一族で名のある人々であった。
12:31 マナセの半部族からは、ダビデを王にするために指名されて来た者一万八千人。
12:32 イッサカル族からは、時を悟り、イスラエルが何をなすべきかを知っていた、かしら二百人。その同胞はみな彼らの命令に従った。
12:33 ゼブルンからは、完全に武装して戦いの備えをして従軍していた者五万人。彼らは心を一つにして集まった。
12:34 ナフタリからは隊長一千人。彼らのもとに大盾と槍を取る者三万七千人。
12:35 ダン人からは、戦いの備えをした者二万八千六百人。
12:36 アシェルからは、戦いの備えをして従軍する者四万人。
12:37 ヨルダンの川向こう、ルベン人、ガド人、マナセの半部族からは、戦いのために完全武装をした者十二万人。
12:38 これらすべての、戦いに備えて集まった戦士たちは、ダビデを全イスラエルの王にしようと、全き心でヘブロンに来た。イスラエルの残りの者たちも、ダビデを王にすることで心が一つになっていた。
12:39 彼らはダビデとともに三日間そこにとどまり、食べたり飲んだりした。彼らの兄弟たちが彼らのために用意したのである。
12:40 彼らに近い者たちも、イッサカル、ゼブルン、ナフタリに至るまで、ろば、らくだ、らば、牛に載せて食べ物を運んで来た。小麦粉の菓子、干しいちじく、干しぶどう、ぶどう酒、油、牛、羊などが数多くあった。イスラエルに喜びがあったからである。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
サウルの支配をダビデに移すために集まった戦士たちについて、歴代誌の著者は、その数を詳細に記録しています。総計344,022名がヘブロンのダビデのもとに集まりました。彼らは政治的野望や信念ではなく、ただ神様の御言葉に従うために行動しました(11:2)。全イスラエルがダビデを中心として心一つになりました。彼らはどうして心一つになれたのでしょうか。それは、ダビデが神様を恐れ敬い、主の時を待ち望んで忍耐し、民に対して牧者の心で仕えるリーダーであったからです。また何よりも、御霊の働きがあったからです。ダビデが神様の御前で生きた時、御霊が周りの人をおおいました(12:18)。御霊が戦士たちの心を揺り動かし、彼らは主のことばに従おうとするようになりました。それで、人々の心は一つになりました。心を一致させることなく外見上だけで統一イスラエルを築いたとしても、本当の意味での統一とは言えません。国づくりよりも心を一つにする御業が最優先されなければなりません。
彼らはダビデとともに三日間とどまり、戴冠式を喜んでお祝いしました。ユダ族だけでなく、イッサカル、ゼブルン、ナフタリなどの遠方からも食べ物が運ばれ、民はダビデの即位を心から喜びました。このような喜びは、神様から来る真の喜びです。私たちの心にこのような喜びがあれば、心を尽くして主に仕え、主の御業のために献身できます。
祈り:主よ、同労者たちと心一つになることがどれだけ大切であるかを学びます。私が御言葉を愛し、御言葉に従う良い同労者となるように、聖霊様、私を満たしてください。
一言:心が一つに
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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