□7月31日(木)
あなたがどこに行っても、あなたとともにいて
歴代誌第一17:1-15(8)
聖書本文
17:1 ダビデが自分の家に住んでいたときのことである。ダビデは預言者ナタンに言った。「見なさい。この私が杉材の家に住んでいるのに、【主】の契約の箱は天幕の下にある。」
17:2 ナタンはダビデに言った。「あなたの心にあることをみな行いなさい。神があなたとともにおられるのですから。」
17:3 その夜のことである。次のような神のことばがナタンにあった。
17:4 「行って、わたしのしもべダビデに言え。『【主】はこう言われる。あなたがわたしのために、住む家を建てるのではない。
17:5 わたしは、イスラエルを連れ上った日から今日まで、家に住んだことはなく、天幕から天幕に、幕屋から幕屋に移ってきたのだ。
17:6 わたしが全イスラエルと歩んだところどこででも、わたしが、わたしの民を牧せよと命じたイスラエルのさばきつかさの一人にでも、「なぜ、あなたがたはわたしのために杉材の家を建てなかったのか」と、一度でも言ったことがあっただろうか。』
17:7 今、わたしのしもべダビデにこう言え。『万軍の【主】はこう言われる。わたしはあなたを、羊の群れを追う牧場から取り、わが民イスラエルの君主とした。
17:8 そして、あなたがどこに行っても、あなたとともにいて、あなたの前であなたのすべての敵を絶ち滅ぼした。わたしは地の大いなる者たちの名に等しい名を、あなたに与えてきた。
17:9 わが民イスラエルのために、わたしは一つの場所を定め、民を住まわせてきた。それは、民がそこに住み、もはや恐れおののくことのないように、不正な者たちも、初めのころのように、重ねて民を抑圧することのないようにするためであった。
17:10 それは、わたしが、わが民イスラエルの上にさばきつかさを任命して以来のことである。こうして、わたしはあなたのすべての敵を屈服させたのである。
今、わたしはあなたに告げる。【主】があなたのために一つの家を建てる、と。
17:11 あなたの日数が満ち、あなたが先祖のもとに行くとき、わたしはあなたの息子の中から、あなたの後に世継ぎの子を起こし、彼の王国を確立させる。
17:12 彼はわたしのために一つの家を建て、わたしは彼の王座をとこしえまでも堅く立てる。
17:13 わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。わたしの恵みを、わたしはあなたより前にいた者から取り去ったが、彼からはそのように取り去ることはしない。
17:14 わたしは、わたしの家とわたしの王国の中に、彼をとこしえまでも立たせる。彼の王座はとこしえまでも堅く立つ。』」
17:15 ナタンはこれらすべてのことばを、この幻のすべてを、そのままダビデに告げた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ダビデは主の家を建てたいと強く望んで、預言者ナタンに「見なさい。この私が杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にある。」と告げました。しかし、神様はダビデに主の家を建てないように言われます。イスラエルをエジプトから連れ上った日から今日まで、主は家を建てるように命じておらず、主の臨在はつねに天幕から天幕に、幕屋から幕屋に移りながら、民とともにありました。主はダビデを羊の群れを追う牧場から取り、イスラエルの君主としました。そして、「あなたがどこに行っても、あなたとともにいる」と約束されました。神様は神殿の中だけでなく、ダビデがどこに行っても、ともにおられる方です。牧場で羊の群れを追う時も、杉材の家に住んでいる時も、敵と戦う時もともにおられます。彼の前で彼のすべての敵を絶ち滅ぼし、地の大いなる者たちの名に等しい名を、ダビデに与えてくださった方です。
また、時になると主が一つの家を建てます。ダビデの子孫を起こし、彼の王国を確立させます。彼が主のために一つの家を建てます。ダビデの子ソロモンが、後に神殿を建てることによってこの御言葉は成就されました。神様は彼の王位をとこしえまで堅くされます。この御言葉は、根本的にはキリストによって成就されました。神様はキリストにダビデの王位を与え、とこしえにヤコブの家を治めるようにされました(ルカ1:32,33)。キリストは主のための家、すなわち教会を建てられました。世の王はとこしえに治めることができません。しかし、キリストの王位はとこしえまでです。神様がとこしえまでに堅くしてくださるからです。キリストは、とこしえの王としてご自分の民を治められます。キリストは愛と平和と義で治められます。
祈り:主が大いなる約束と計画を備えてくださるだけでなく、いつも私たちを愛し、共にいてくださることに感謝します。あなたの時、あなたの救いを待ち望み、担うべき主の働きのために歩むように助けてください
一言:どこに行っても主がともにおられる
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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