□8月1日(金)
目を覚まして自分の衣を着なさい
ヨハネの黙示録16:1-21(15)
聖書本文
16:1 また私は、大きな声が神殿から出て、七人の御使いに、「行って、七つの鉢から神の憤りを地に注げ」と言うのを聞いた。
16:2 第一の御使いが出て行き、鉢の中身を地に注いだ。すると、獣の刻印を受けている者たちと獣の像を拝む者たちに、ひどい悪性の腫れものができた。
16:3 第二の御使いが鉢の中身を海に注いだ。すると、海は死者の血のようになった。海の中にいる生き物はみな死んだ。
16:4 第三の御使いが鉢の中身を川と水の源に注いだ。すると、それらは血になった。
16:5 また私は、水をつかさどる御使いがこう言うのを聞いた。
「今おられ、昔おられた聖なる方、
あなたは正しい方です。
このようなさばきを行われたからです。
16:6 彼らは聖徒たちや
預言者たちの血を流しましたが、
あなたは彼らに血を飲ませられました。
彼らにはそれがふさわしいからです。」
16:7 また私は、祭壇がこう言うのを聞いた。
「しかり。主よ、全能者なる神よ。
あなたのさばきは真実で正しいさばきです。」
16:8 第四の御使いが鉢の中身を太陽に注いだ。すると、太陽は人々を火で焼くことを許された。
16:9 こうして人々は激しい炎熱で焼かれ、これらの災害を支配する権威を持つ神の御名を冒瀆した。彼らが悔い改めて神に栄光を帰することはなかった。
16:10 第五の御使いが鉢の中身を獣の座に注いだ。すると、獣の王国は闇におおわれ、人々は苦しみのあまり舌をかんだ。
16:11 そして、その苦しみと腫れもののゆえに天の神を冒瀆し、自分の行いを悔い改めようとしなかった。
16:12 第六の御使いが鉢の中身を大河ユーフラテスに注いだ。すると、その水は涸れてしまい、日の昇る方から来る王たちの道を備えることになった。
16:13 また、私は竜の口と獣の口、また偽預言者の口から、蛙のような三つの汚れた霊が出て来るのを見た。
16:14 これらは、しるしを行う悪霊どもの霊であり、全世界の王たちのところに出て行く。全能者なる神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを召集するためである。
16:15 ──見よ、わたしは盗人のように来る。裸で歩き回って、恥ずかしい姿を人々に見られることのないように、目を覚まして衣を着ている者は幸いである──
16:16 こうして汚れた霊どもは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる場所に王たちを集めた。
16:17 第七の御使いが鉢の中身を空中に注いだ。すると大きな声が神殿の中から、御座から出て、「事は成就した」と言った。
16:18 そして稲妻がひらめき、雷鳴がとどろき、大きな地震が起こった。これは人間が地上に現れて以来、いまだかつてなかったほどの、大きな強い地震であった。
16:19 あの大きな都は三つの部分に裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。神は大バビロンを忘れず、ご自分の激しい憤りのぶどう酒の杯を与えられた。
16:20 島はすべて逃げ去り、山々は見えなくなった。
16:21 また、一タラントほどの大きな雹が、天から人々の上に降った。この雹の災害のために、人々は神を冒瀆した。その災害が非常に激しかったからである。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
神様は七人の御使いに、神様の怒りを込めた鉢を地にむけてぶちまけよ、と言われました。第一の御使いが鉢の中身を地に注ぐと、獣の刻印を受けた人々とその像を崇拝する者たちは、ひどい悪性のはれ物に苦しみました。第二の御使いが、その鉢の中身を海に注ぐと、海がすぐに死人の血のようになりました。第三の御使いが、その鉢の中身を川と水の源に注ぐと、すべての川と水の源が血となりました。なぜ神様は、すべての川と水の源を血になるようにされたのでしょうか。彼らが聖徒たちと預言者たちの血を流したので、彼らに血を飲ませたのです(5,6)。第四の御使いが、鉢の中身を太陽に注ぐと、太陽は力を受けて火で人々を焼きました。第五の御使いが、その鉢の中身を獣の王座に注ぎました。すると、その国がすぐに暗くなり、人々は苦しみのあまり自分の舌を噛むほど深刻な苦難を経験しました。第六の天使が、鉢の中身を大きな川ユーフラテスに注ぐと、川の水が乾いて東方から来る王たちの道が開かれました(12)。第七の御使いが、その鉢の中身を空中に注ぐと、大きな地震が起きました。大きな都が三つに裂かれ、諸国の民の町々も倒れました。
神様の鉢による災害で、人間の歴史はその終わりを迎えることになります。その日は神様に敵対していた者たちには、さばきの日です。しかし、最後まで自分の衣を着て裸で歩かなかった聖徒たちには勝利の日になるでしょう。衣は人の恥を覆う役割を果たします。衣は、重要な会議に出席するときに着る礼服でもあります。私たちは、イエス・キリストを信じて義の衣を着るようになりました。この衣はイエス様の血を信じる者に与えられます。この衣は私たちのすべての罪と咎を覆います。また、衣は私たちの身分を表すものでもあります。衣を守る人生とは、イエス様の血の恵みをしっかりと掴み、聖徒としてのアイデンティティを守って生きてゆく人生です。このような人生を生きる人こそまことに幸いな人です。
祈り:主よ、今日もイエス様の血の恵みをしっかりと掴みます。イエス様が与えて下さった衣を毎日着て生きるようにお守りください。
一言: 私の衣はイエス様の血の恵み
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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