□8月24日(主日)
異邦人にも聖霊の賜物が
使徒の働き10:36-48(45)
聖書本文
10:36 神は、イスラエルの子らにみことばを送り、イエス・キリストによって平和の福音を宣べ伝えられました。このイエス・キリストはすべての人の主です。
10:37 あなたがたは、ヨハネが宣べ伝えたバプテスマの後、ガリラヤから始まって、ユダヤ全土に起こった事柄をご存じです。
10:38 それは、ナザレのイエスのことです。神はこのイエスに聖霊と力によって油を注がれました。イエスは巡り歩いて良いわざを行い、悪魔に虐げられている人たちをみな癒やされました。それは神がイエスとともにおられたからです。
10:39 私たちは、イエスがユダヤ人の地とエルサレムで行われた、すべてのことの証人です。人々はこのイエスを木にかけて殺しましたが、
10:40 神はこの方を三日目によみがえらせ、現れさせてくださいました。
10:41 民全体にではなく、神によって前もって選ばれた証人である私たちに現れたのです。私たちは、イエスが死者の中からよみがえられた後、一緒に食べたり飲んだりしました。
10:42 そしてイエスは、ご自分が、生きている者と死んだ者のさばき主として神が定めた方であることを、人々に宣べ伝え、証しするように、私たちに命じられました。
10:43 預言者たちもみなイエスについて、この方を信じる者はだれでも、その名によって罪の赦しが受けられると、証ししています。」
10:44 ペテロがなおもこれらのことを話し続けていると、みことばを聞いていたすべての人々に、聖霊が下った。
10:45 割礼を受けている信者で、ペテロと一緒に来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたことに驚いた。
10:46 彼らが異言を語り、神を賛美するのを聞いたからである。するとペテロは言った。
10:47 「この人たちが水でバプテスマを受けるのを、だれが妨げることができるでしょうか。私たちと同じように聖霊を受けたのですから。」
10:48 ペテロはコルネリウスたちに命じて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けさせた。それから、彼らはペテロに願って、何日か滞在してもらった。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ペテロはコルネリウスの家に集まった人々に、キリスト・イエスの福音を証ししました。イエス様は神によって油注がれた方であり、巡り歩いて良いわざを行いました。人々はこのイエス様を十字架につけて殺しましたが、三日目に神様がよみがえらせてくださいました。神様はこのイエス・キリストを生きている者と死んだ者のさばき主として定められました。それで、イエス様を信じる者は誰でも、その御名によって罪の赦しを受けることができます。
ペテロがこれらのことを話していると、御言葉を聞いていた全ての人々に、聖霊が下りました。すると、彼らは異言を話し、神様をあがめ、賛美しました。まるで、五旬節に弟子たちに臨まれたのと同じ聖霊の御業が起こったのです。ペテロと一緒に来ていた割礼を受けている信者たち(ユダヤ人)は、異邦人にも聖霊の賜物が注がれるのを見て驚きました。ペテロは、謙遜に異邦人たちに起こっている聖霊の御業を認め、バプテスマを受けさせました。
神様は「終わりの日に、わたしの霊をすべての肉体に注ぐ」と約束してくださっていました(2:17)。その約束通り、ユダヤ人だけではなく、異邦人にも聖霊が注がれました。コルネリウスの家で起こった聖霊の御業は、異邦人にも聖霊が注がれることを象徴的に見せてくれる出来事です。聖霊はユダヤ人が専有しているのではありません。聖霊は、どんな人にも与えられる神様の賜物です。神様は、世のすべての人が聖霊の賜物を受け取ることを望まれます。神様は、ユダヤ人と異邦人全てを愛される、万民の神様です。ですから、聖霊の御業が自分たちにだけあるという狭い心をもってはいけません。また、他の人、他の働きに起こっている御業を妬んだりしてはいけません。自分たちの間で起こっている聖霊の働きに感謝し、さらに進んですべての人々に注がれる聖霊の働きを認めなければなりません。
祈り:主よ、信じるすべての人に神様からの賜物である聖霊を注いでくださり感謝します。今日も、聖霊の力によってイエス・キリストによる平和の福音を宣べ伝えられますように祈ります。
一言:すべての人に注がれる聖霊
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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