□8月26日(火)
模範的なアンティオキア教会
使徒の働き11:19-30(22)
日毎の糧
ステパノの殉教をきっかけに迫害が起こり、信徒たちはフェニキア、キプロス、アンティオキアへと散らされていきました。しかし、彼らはユダヤ人以外には福音を語りませんでした。ところが、アンティオキアに来たキプロス人とクレネ人の何人かが、ギリシア語を話す人々にも福音を宣べ伝えました。すると驚くべきことが起こりました。大勢の人々が信じて主に立ち返ったのです。それは主の御手が彼らとともにあったからでした。アンティオキア教会は、特別な人物や優れた能力によってではなく、主の御手によって誕生したのです。神の御業は目には見えない主の御手によって導かれ、成し遂げられます。
アンティオキアでの働きを聞いたエルサレム教会は、聖霊と信仰に満ちたバルナバを遣わしました。バルナバを通してさらに大勢の人が主に導かれました。その後、彼はサウロを探しにタルソへ行き、見つけるとアンティオキアに連れて帰り、同労者としました。そして二人は1年間教会で人々と集い、大勢の人たちを教えました。このようにしてアンティオキア教会では、聖書に精通した有能な教師たちが育てられていきました(13:1)。この地で弟子たちは初めて「キリスト者(クリスチャン)」と呼ばれるようになったのです。
さらにアンティオキア教会は、飢饉に苦しむエルサレム教会を支援するために、献金を集めて救援物資を送りました。この教会は、主の御手によって多くの人が信仰に立ち返り、聖書を熱心に学び、弟子を育成するだけでなく、援助と宣教にも力を注ぐ模範的な教会となりました。
祈り:主よ、私たちが、時が良くても悪くても御言葉を宣べ伝え、主の御手によって大勢の人が信じて主に立ち返り、弟子とされる御業が豊かに起こりますようにお助けください。
一言:アンティオキア教会に倣おう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」