□8月27日(水)
熱心に祈り続けたエルサレム教会
使徒の働き12:1-17(5)
日毎の糧
福音がアンティオキア教会にまで広がっていった頃、ヘロデ王は教会の中のある人々を苦しめようとして、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺しました。それがユダヤ人に喜ばれたのを見て、さらにペテロをも捕らえて投獄しました。そして、四人一組の兵士四組に引き渡し、厳重に監視させました。聖徒たちは世の権力の前では無力に見えました。しかし、その時エルサレム教会は恐れに震えてばかりいませんでした。彼らは心を一つにし、神様に熱心に祈り続けました。ペテロが牢から解放され、彼らのもとへ行った時も、教会は変わらず祈り続けていました。多くの人々が集まり、力を合わせて祈っていたのです。私たちがどんな状況でも大胆に祈れるのは、神様が私たちの祈りを聞いてくださると確信しているからです(Ⅰヨハネ5:14)。
ペテロが兵士たちの間で二本の鎖につながれながら眠っていた時、突然、主の使いが現れて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と命じました。すると鎖はペテロの手から外れました。彼は御使いの指示に従い、牢を出て行きました。あまりにも現実離れした出来事であったため、ペテロは幻を見ているのだと思いました。町へ通じる鉄の門にたどり着くと、門はひとりでに開きました。彼らは外へ出て一つの通りを進むと、御使いは姿を消しました。その時ペテロは、主が御使いを遣わし、自分を救い出してくださったことを悟ったのです。
神様は聖徒たちの熱心な祈りに応え、福音のしもべを縛るすべての鎖を解き放ちました。イエス様は「二人がどんなことでも地上で心を一つにして祈るなら、天におられる父がそれをかなえてくださる」(マタイ18:19)と約束されました。また、「正しい人の祈りは、働くと大きな力があります」(ヤコブ5:16)とも聖書は約束しています。神様は今もなお、私たちの祈りを通して御業を行われるのです。
祈り:主よ、私たちが心を一つにし、信仰をもって熱心に祈り続けることができるようお助けください。
一言:祈る教会は決して滅びない
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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