□9月1日(月)
ベニヤミンの身代わりになろうとするユダ
創世記44:1-34(33)
日毎の糧
ヨセフは家を管理する者に命じて、カナンに戻っていく兄たちの袋に食料だけでなく銀も入れさせ、ベニヤミンの袋にはヨセフの杯も入れさせました。兄たちがカナンに帰る途中、その管理する者が彼らに追いつきました。そして、なぜ主人の銀の杯を盗んだのかと責めました。兄たちは、自分たちの身の潔白を証明しようと、自分たちの袋の中を見せました。すると、銀の杯はベニヤミンの袋から出てきました。
管理する者の言うとおりに、彼らはベニヤミンだけを残して家に帰らなければならなくなりました。しかし、ユダは、神様が自分たちの咎をあばかれたので、自分たちもヨセフの奴隷になると言いました。以前、ユダがヨセフを売った時には、神様を恐れませんでした。しかし、今は神様を恐れ、神様の御前で自分は罰せられて当然の罪人であると告白しました。人は、罪人である自分を発見した分だけ、主の恵みを知るようになります。そして、神様に用いられる新しい人に変えられます。
ユダは、ヨセフに近づいて、父ヤコブがどんなにベニヤミンを愛しているのかを説明しました。父ヤコブのいのちが弟のいのちにかかっていること、また、あの子を連れて行かないなら、父を悲しみながらよみに下らせることになると話しました。かつて、ユダは父の心を傷つけ、弟を売ってしまった人でした。しかし、今は父の心を深く理解し、父と弟を心から愛するようになっていました。何より、自分がベニヤミンの代わりに奴隷になるのでベニヤミンだけは父の所に帰らせてくれるようにとお願いし、愛する弟と父のためには、どんな犠牲をも払う覚悟ができていました。ユダは本当に過去の罪を悔い改め、悔い改めにふさわしい実を結ぶようになっていました。
祈り:主よ、私も神様の御前で罪のために罰せられるべき罪人であることを告白します。私の中にある利己心と妬みを悔い改め、ユダのように愛する者となれるように、助けて下さい。
一言:罪人の悔い改めは、美しい愛の実を結ぶ
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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