□9月4日(木)
ファラオを祝福したヤコブ
創世記47:1-12(7)
日毎の糧
ヨセフはファラオに彼の父と兄弟たち、彼らの所有するものすべてが、ゴシェンの地に到着したことを報告しました。彼は兄弟の中から五人を連れて来て、ファラオに引き合わせました。ファラオはヨセフの兄弟たちに「おまえたちの職業は何か」と尋ねると、彼らは「羊を飼う者」だと答えました。ファラオは彼らの願い通りに、彼らをゴシェンの地に住まわせました。そして、彼らの中の有能な者たちを、王の家畜の係長とするように言いました。こうして神様は、イスラエルの家族がエジプトの偶像と文化に同化されてしまう事なく群れ広がり、増えるように区別してくださいました。
ヨセフは父ヤコブを連れて来て、ファラオの前に立たせました。ヤコブは、ファラオを祝福しました。二人の身分や地位の違いを考えれば、大国の王であるファラオのほうが、弱小国から来たひとりの老人を祝福するはずです(ヘブル7:7)。ところが、ヤコブのほうがファラオを祝福しました。ファラオはヤコブに「あなたの生きてきた年月は、どれほどになりますか」と尋ねました。ヤコブは百三十歳で、いろいろなわざわいがあったと答えました。ヤコブは兄を騙しました。所有に対する執着心が強い人でした。神様より自分の誠実さに頼っていた人でした。このような彼を、神様は試練を通して鍛えてくださいました。それによって彼は神様を恐れ敬い、謙遜に神様に頼る信仰の先祖に成長しました。そして、神様はヤコブをこの世の王よりも高くしてくださいました。苦しみの多い月日が何の意味もなく、つらく感じる時があります。しかし、そのような時こそが、私たちの信仰と心を鍛え、私たちを謙遜にさせ、神様に喜ばれる者として成長させる過程となります。「苦しみにあったことは、私にとって幸せでした。それにより、私はあなたのおきてを学びました。(詩篇119:71)」。私たちが試練を通して、神さまの御言葉を更に深く、正しく知る幸せな者となるように祈ります。
祈り:主よ、苦しい月日が続くとき、私の信仰と心が強くなるように助けてく ださい。謙遜で、主に喜ばれる者となれるよう祈ります。
一言:信仰と心を鍛えてくださる神様
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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