□9月3日(水)
家族をゴシェンに住ませたヨセフ
創世記46:1-34(34)
日毎の糧
ヤコブはエジプトに行こうとしましたが、心に引っかかる一つの問題がありました。父イサクは飢饉のときにも約束の地を離れなかったのに(26:1,2)、自分はエジプトに行ってしまって良いのだろうか、と悩みました。彼はベエル・シェバに来たとき、父イサクの神にいけにえを献げました。神様は、「エジプトに下ることを恐れるな。わたしはそこで、あなたを大いなる国民とする。このわたしが、あなたとともにエジプトに下り、また、このわたしが必ずあなたを再び連れ上る。」と答えてくださいました。これでヤコブは確信と勇気とを得たに違いありません。全能なる神様が共にしてくださるなら、どこに行っても恐れることはありません。
こうしてヤコブは、22年ぶりに息子ヨセフと再会するようになりました。ヨセフは父に会うなり、父の首に抱きつき、首にすがって泣き続けました。ヨセフは再会を喜ぶあまり、父と家族を自分のそばに置くこともできました。しかし、彼はそのようにしませんでした。家族が家畜を飼うために良い地であるゴシェンの地に住むようにさせました。エジプトの人々は羊を飼う者を忌み嫌っていたので、ヤコブたちが今まで通り家畜を飼う生活を続けるなら、蔑まれてしまう恐れがありました。しかし、それでもヨセフがそのようにしたのは、その子孫がエジプトの文化と偶像崇拝に染まることなく、神の民としてのアイデンティティを守り、自立した生活を続けられるためでした。ヨセフはこの時、エジプトの総理大臣として働いていましたが、未来を考える信仰によって家族を助けました。
祈り:主よ、私が、今の生活のことばかり考えていた罪を悔い改めます。これからは遠い未来を考えなら、信仰によって生きるように助けてください。
一言:未来を考える信仰
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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