□9月2日(火)
私をここに遣わしたのは、神なのです
創世記45:1-28(8)
日毎の糧
兄たちの悔い改めを確認したヨセフは、兄弟たちに自分のことを明かしました。兄弟たちは驚きのあまり、何も話すことができませんでした。ヨセフは「私をここに売ったことで、今、心を痛めたり自分を責めたりしないでください。神はあなたがたより先に私を遣わし、いのちを救うようにしてくださいました。」と兄弟たちを慰め、安心させました。ヨセフは兄たちによって、奴隷としてエジプトに売られました。このような酷い目に会った人の中には、復讐に一生涯をかけたり、傷つけられた心のまま自分は不幸だ、自分は不運だと嘆きながら人生を送ったりする人もいます。ヨセフも最初は、なぜ自分がこのような酷い目に会わなければならないのかと理解できなかったはずです。しかし、彼は神様の前で祈り求めました。その時、ヤコブの子孫のいのちを救おうとする神様の摂理を悟ることができました。それで、兄たちを赦し、「私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、神なのです。」と話すこともできたのです。
私たちも、突然予期せぬ苦難に会う場合があります。そんな時、絶望に陥ったり、不平不満をこぼして悲嘆にくれ、反発したりしたくなるでしょう。人間として、当然わき起こる感情です。しかし、神様を信じる人は、感情のままに動かず、神様の摂理を信じて祈ります。必ず神様が助け出してくださり、受けている全ての苦労と悲しみが神様の中では無駄ではなく、最も良き道に導かれると信じて、信仰を持って生きます。すると、時になると、神様は恵みを施し、私たちをとおして御心を成していかれるのです。
祈り:主よ、理解できない苦難の中にいるとき、絶望と不安でいっぱいになるしかありません。ヨセフのように、私も神様の摂理を信じて、必ず助け出してくださる神様に祈り、信仰をもって生きるように助けて下さい。
一言:神様の摂理を信じる信仰
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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