□10月10日(金)
何の差別もつけず
使徒の働き15:1-21(9)
日毎の糧
福音が異邦人に伝わると、ある人々は、「モーセの慣習にしたがって割礼を受けなければ、あなたがたは救われない。」(1)、「モーセの律法を守るように命じるべきである。」(5)と主張しました。割礼は神様の民のしるしであり、救いを受けたのに割礼がなければ、神様の民とは言えないと言うのです。ユダヤの中では異邦人クリスヤンを認めない人々がいました。
しかし、神様はユダヤ人と異邦人を差別されませんでした(9)。罪人には、救いが足りない人、重い罪人、軽い罪人、救いようのない罪人という区別はありません。みな等しくさばかれ、死ぬ罪人にすぎません。しかし、神様は何の差別もつけずに罪人を救ってくださいました。ユダヤ人もギリシア人も等しく、主イエス様の恵みによって救いを受けました(11)。救いは、「恵みによって」資格のない人々に与えられたイエス様からのプレゼントです。ですから、救いを受けるために割礼を受ける、律法を守るなど、私たちが何かをすることではありません。救いのために割礼が必須なら、イエス様が私たちの代わりに十字架で死なれた救いの恵みはどうなるのでしょうか。そもそも、律法はユダヤ人も負いきれなかったくびきです(10)。自分が負いきれないものを異邦人たちに負わせ、救いを受けろと要求することは、自分を欺いていることです。ペテロは、自分が律法のくびきを負えなかったことを正直に告白しました。これが真実です。使徒と長老と全教会はヤコブの提案に従い、異邦人たちに、偶像に供えて汚れた物と、淫らなおこないと、絞め殺した物、そして血を避けるように要求しました。ユダヤ人も異邦人も等しく、ただ主イエス様の恵みだけで救いを受けます。
祈り:しなければならない、守らなければならない、と周りの人の救いをその様な視点で見るのではなく、どうか主が私にも隣の人にも等しく救いを与えておられることに着目しているように祈ります。
一言:ただ、主イエス様の恵みによる救い
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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