□10月27日(月)
議会での証言
使徒の働き22:30-23:11(23:1)
聖書本文
22:30 翌日、千人隊長は、パウロがなぜユダヤ人たちに訴えられているのか、確かなことを知りたいと思い、彼の鎖を解いた。そして、祭司長たちと最高法院全体に集まるように命じ、パウロを連れて行って、彼らの前に立たせた。
23:1 パウロは、最高法院の人々を見つめて言った。「兄弟たち。私は今日まで、あくまでも健全な良心にしたがって、神の前に生きてきました。」
23:2 すると、大祭司アナニアは、パウロのそばに立っていた者たちに、彼の口を打つように命じた。
23:3 そこで、パウロはアナニアに向かって言った。「白く塗った壁よ、神があなたを打たれる。あなたは、律法にしたがって私をさばく座に着いていながら、律法に背いて私を打てと命じるのか。」
23:4 すると、そばに立っていた者たちが「あなたは神の大祭司をののしるのか」と言ったので、
23:5 パウロは答えた。「兄弟たち。私は彼が大祭司だとは知らなかった。確かに、『あなたの民の指導者を悪く言ってはならない』と書かれています。」
23:6 パウロは、彼らの一部がサドカイ人で、一部がパリサイ人であるのを見てとって、最高法院の中でこう叫んだ。「兄弟たち、私はパリサイ人です。パリサイ人の子です。私は死者の復活という望みのことで、さばきを受けているのです。」
23:7 パウロがこう言うと、パリサイ人とサドカイ人の間に論争が起こり、最高法院は二つに割れた。
23:8 サドカイ人は復活も御使いも霊もないと言い、パリサイ人はいずれも認めているからである。
23:9 騒ぎは大きくなった。そして、パリサイ派の律法学者たちが何人か立ち上がって、激しく論じ、「この人には何の悪い点も見られない。もしかしたら、霊か御使いが彼に語りかけたのかもしれない」と言った。
23:10 論争がますます激しくなったので、千人隊長は、パウロが彼らに引き裂かれてしまうのではないかと恐れた。それで兵士たちに、降りて行ってパウロを彼らの中から引っ張り出し、兵営に連れて行くように命じた。
23:11 その夜、主がパウロのそばに立って、「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証しをしなければならない」と言われた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
パウロは議会に立たされました。彼は、議会と大祭司の権威がどれだけ大きいものであるかを、よく知っていました。しかし彼は少しも委縮しませんでした。むしろ、自分はこれまで健全な良心にしたがって神の前に生きてきたと、人々を見つめながら堂々と言いました。彼の口を打つように命じた大祭司に対しても、恐れることなく、その偽善をとがめました。パウロには、神様のしもべとしてのはっきりとした姿勢と、大胆な勇気がありました。
パウロは、彼らの一部がサドカイ人で、一部がパリサイ人であるのを見て取って、議会の中でこう叫びました。「兄弟たち。私はパリサイ人です。パリサイ人の子です。私は死者の復活という望みのことで、さばきを受けているのです。」(6)すると、パリサイ人とサドカイ人との間に意見の衝突が起こり、議会は二つに割れ、騒ぎが起こりました。サドカイ人は、復活はなく、御使いも霊もないと言い、パリサイ人は、どちらもあると言っていたからです。パリサイ人たちがパウロの肩をもちました。パウロが告訴されたのは、「信仰の問題」の名を借りた政治的争いのためであると気づいた千人隊長は、パウロを保護しました。良心に従って神様に仕える者は、不道徳な権力者を恐れません。困難な状況の中でも知恵が与えられます。
主は、その夜パウロに言われました。「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでも証しをしなければならない」(11)。周りが騒がしいとき、主は前を向いて進むように言われました。パウロは右や左にそれずに、前だけを見て進むべきです。今までそのように主に仕えて来ました。これからもそのように仕えるべきです。
祈り:主よ、私が神様のしもべらしく、誰にでも大胆に証しが出来るように助けてください。また、敵を打つ知恵と戦略とをください。
一言:神様からくる勇気と知恵と戦略
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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