□10月29日(水)
あなたの神である主のもとに帰ろう
ヨエル書2:1-17(12)
聖書本文
2:1 「シオンで角笛を吹き鳴らし、
わたしの聖なる山でときの声をあげよ。」
地に住むすべての者は、恐れおののけ。
【主】の日が来るからだ。その日は近い。
2:2 それは闇と暗闇の日。
雲と暗黒の日。
数が多く、力の強い民が、
暁とともに山々の上に進んで来る。
このようなことは、昔から起こったことがなく、
これから後、
代々の時代までも再び起こることはない。
2:3 彼らの前は火が焼き尽くし、
うしろは炎がなめ尽くす。
彼らが来る前は、
この地はエデンの園のよう。
しかし、去った後は、荒れ果てた荒野となる。
これから逃れるものは何もない。
2:4 その姿は馬さながら、
軍馬のように駆け巡る。
2:5 その音は戦車のきしり、
山々の頂を飛び跳ねる。
その音は刈り株を焼き尽くす火の炎、
戦いの備えをした強い民のよう。
2:6 諸国の民はその前でもだえ苦しみ、
顔はみな青ざめる。
2:7 それは勇士のように走り、
戦士のように城壁をよじ登る。
それぞれ自分の道を進み、進路を乱さない。
2:8 互いに押し合わず、
それぞれ自分の大路を進む。
投げ槍が降りかかっても、止まらない。
2:9 町に襲いかかり、城壁の上を走り、
家々によじ登り、
盗人のように窓から入り込む。
2:10 地はその前で震え、天も揺れる。
太陽も月も暗くなり、星もその輝きを失う。
2:11 【主】はご自分の軍隊の先頭に立って
声をあげられる。
その陣営は非常に大きく、
主のことばを行う者は強い。
【主】の日は偉大で、非常に恐ろしい。
だれがこの日に耐えられるだろう。
2:12 「しかし、今でも──【主】のことば──
心のすべてをもって、断食と涙と嘆きをもって、
わたしのもとに帰れ。」
2:13 衣ではなく、あなたがたの心を引き裂け。
あなたがたの神、【主】に立ち返れ。
主は情け深く、あわれみ深い。
怒るのに遅く、恵み豊かで、
わざわいを思い直してくださる。
2:14 もしかすると、主が思い直してあわれみ、
祝福を後に残しておいてくださるかもしれない。
あなたがたの神、【主】への
穀物と注ぎのささげ物を。
2:15 シオンで角笛を吹き鳴らせ。
断食を布告し、きよめの集会を召集せよ。
2:16 民を集め、会衆を聖別せよ。
老人たちを呼び集め、
幼子と乳飲み子たちを集めよ。
花婿を寝室から、
花嫁を自分の部屋から呼び出せ。
2:17 神殿の玄関と祭壇の間で、
【主】に仕える祭司たちは泣いて
こう言え。
「【主】よ、あなたの民にあわれみをかけてください。
あなたのゆずりの地を、
国々のそしりの的、
物笑いの種としないでください。
諸国の民の間で、
『彼らの神はどこにいるのか』と
言わせておいてよいのでしょうか。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
いなごの災難は、「主の日」を予兆していました。「主の日」とは、神様によるさばきの日です。それは、神様がこの世の罪に対して義なる怒りを示される日であって、それに耐えられる人は、誰もいません。主の陣営は非常に大きく、その軍隊は容赦なく町に襲いかかります。人々ができることは、恐れおののき、もだえ苦しむことだけです。主がその軍隊の先頭に立って声をあげられるとき、誰も逃れることはできません。どんな哲学や世の富が人を救えるでしょうか。主の怒りとさばきから救えるものは何もありません。主の日は偉大で、非常に恐ろしい日です。それに耐えうる者は誰もいません。
神様は、世の罪をさばく義なる神様であられると同時に、失われた者を捜し求め、救いへと招く愛に満ちた神様でもあられます。主は、断食と涙と嘆きをもって民がご自身のもとへ帰ってくるように、優しく呼びかけられます。心から悔い改めて心を引き裂くとき、神様は愛に満ちた御腕を広げて、私たちを喜んで迎え入れてくださいます。神様は情け深く、あわれみ深く、怒るのに遅く、恵み豊かで、わざわいを思い直してくださいます。神様は、私たちと共にいる喜びを回復することに、非常に熱心なお方です。では、どのようにして、神様の怒りが愛に変えられるのでしょうか。主イエス・キリストが、十字架上で、私たちの罪に対する神様の怒りを代わりに負われました。それで、神様に立ち返るすべての人に、救いが与えられます。
祈り:父なる神様、悔い改めることに遅すぎることはないのだと、学びます。イエスキリストによる一方的な恵みと贖いを感謝します。あなたの救いの希望で、この国の人々を満たして下さい。
一言:わたしのもとに帰れ
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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