□10月30日(木)
すべての人にわたしの霊を注ぐ
ヨエル書2:18-32(28)
聖書本文
2:18 【主】はご自分の地をねたむほど愛し、
ご自分の民を深くあわれまれた。
2:19 【主】は民に答えられた。
「今、わたしは穀物と新しいぶどう酒と油を
あなたがたに送る。
あなたがたはそれで満ち足りる。
わたしは二度とあなたがたを、
国々の間でそしりの的としない。
2:20 わたしは、北から来るものを
あなたがたから遠ざけ、
それを荒廃した砂漠の地へ追いやる。
その前衛を東の海に、
その後衛を西の海に。
その悪臭は立ち上り、
その腐った臭いは立ちこめる。
主が大いなることを行ったからだ。」
2:21 地よ、恐れるな。
楽しみ、喜べ。
【主】が大いなることを行われたからだ。
2:22 野の獣たちよ、恐れるな。
荒野の牧草が萌え出で、
木が実を実らせ、
いちじくとぶどうの木が豊かに実る。
2:23 シオンの子らよ。
あなたがたの神、【主】にあって、楽しみ喜べ。
主は、義のわざとして、初めの雨を与え、
かつてのように、あなたがたに大雨を降らせ、
初めの雨と後の雨を降らせてくださる。
2:24 打ち場は穀物で満ち、
石がめは新しいぶどう酒と油であふれる。
2:25 「いなご、あるいは、
バッタ、その若虫、噛みいなご、
わたしがあなたがたの間に送った大軍勢が
食い尽くした年々に対して、
わたしはあなたがたに償う。
2:26 あなたがたは食べて満ち足り、
あなたがたの神、【主】の名をほめたたえる。
主があなたがたに
不思議なことをするのだ。
わたしの民は永遠に恥を見ることがない。
2:27 あなたがたは、
イスラエルの真ん中にわたしがいることを知り、
わたしがあなたがたの神、【主】であり、
ほかにはいないことを知る。
わたしの民は永遠に恥を見ることはない。
2:28 その後、わたしは
すべての人にわたしの霊を注ぐ。
あなたがたの息子や娘は預言し、
老人は夢を見、青年は幻を見る。
2:29 その日わたしは、男奴隷にも女奴隷にも、
わたしの霊を注ぐ。
2:30 わたしは天と地に、しるしを現れさせる。
それは血と火と煙の柱。
2:31 【主】の大いなる恐るべき日が来る前に、
太陽は闇に、月は血に変わる。
2:32 しかし、【主】の御名を呼び求める者は
みな救われる。
【主】が言ったように、
シオンの山、エルサレムには
逃れの者がいるからだ。
生き残った者たちのうちに、
【主】が呼び出す者がいる。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
神様は、警告の御言葉を聞いて立ち返る者たちに、どのようにお答えになるでしょうか。神様は、彼らを憐れんでくださり、祝福してくださいます。神様は彼らが失ったものを回復させてくださり、豊かな人生を生きるようにさせてくださいます。穀物と新しいぶどう酒と油を送って、彼らを満足させます。彼らを国々の間でそしりの的としません。北の軍隊がいくら強くても遠い砂漠の地に追いやります。敵軍の腐った臭いが立ちこめます。
一方、イスラエルの地の野の獣たちは、牧草と木の実を豊かに得て恐れなくなります。神様は、初めの雨と後の雨とを必要に応じて降らせてくださり、穀物の実りを豊かにしてくださいます。彼らの生活の中に祝福があふれるようになった理由は、主が彼らの神様となられたからです。彼らが心を引き裂いて悔い改める時、神様は、以前の災いとは比べることが出来ないほどの大きな祝福で満たしてくださいます。ご自分の民を回復し祝福してくださる神様を考える時、私達は恐れないで、喜び楽しむことが出来ます。
神様は立ち返った民たちに、遠い未来の幻を言われます。後の日に、神様は主の霊をすべての人に注がれます。聖霊が臨まれる時、息子や娘は預言し、老人は未来への夢を見、青年は幻を見ます。神様の霊が注がれた人は、現実問題や難しい問題に押しつぶされることなく、罪悪な本性と妥協せず、神様が注いでくださるビジョンを仰ぎ見ながら、そのビジョンに参加する人生を生きるようになります。また、終末(その日)にある天地異変の患難の中でも、聖霊が臨まれる時、人類の救いの御業が起こります。すなわち、誰でも主の名を呼ぶ者はみな救われます。
祈り:主よ、あなたに立ち返る者を祝福し、御霊を注いでくださり感謝します。私が、目の前の現実に縛られるのではなく、主が下さるビジョンを見ながら歩むように助けてください。
一言:幻を見ます
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」

