□10月31日(金)
主はその民の避け所
ヨエル書3:1-21(16)
聖書本文
3:1   「見よ。わたしがユダとエルサレムを
  回復させるその日、その時、
3:2   わたしはすべての国々を集め、
  彼らをヨシャファテの谷に連れ下り、
  わたしの民、わたしのゆずりイスラエルのために、
  そこで彼らをさばく。
  彼らはわたしの民を国々の間に散らし、
  わたしの地を自分たちの間で分配したのだ。
3:3   彼らはわたしの民をくじ引きにし、
  少年を渡して、遊女を得、
  少女を売って、酒を得て飲んだ。
3:4   ツロとシドン、またペリシテの全地域よ。
  おまえたちは、わたしにとって何なのか。
  わたしに報復しようとするのか。
  もしわたしに報復しようとしているなら、
  わたしはただちに、速やかに、
  おまえたちへの報いをおまえたちの頭上に返す。
3:5   わたしの銀と金をおまえたちが奪い、
  わたしのすばらしい財宝を
  おまえたちの神殿へ運び、
3:6   ユダの人々とエルサレムの人々を
  ギリシア人に売って、
  彼らの領土から遠く離れさせたからだ。
3:7   見よ。わたしは、
  おまえたちが彼らを売ったその場所から
  彼らを呼び戻して、
  おまえたちへの報いをおまえたちの頭上に返し、
3:8   おまえたちの息子、娘たちを
  ユダの人々に売り渡す。
  彼らはこれを、遠くの異邦の民シェバ人に売る。
  ──【主】は言われる。」
3:9   「国々の間で、こう叫べ。
  聖戦を布告せよ。勇士たちを奮い立たせよ。
  すべての戦士たちを集めて上らせよ。
3:10   あなたがたの鋤を剣に、
  あなたがたの鎌を槍に打ち直せ。
  弱い者に『私は勇士だ』と言わせよ。
3:11   周りのすべての国々よ。
  急いで来て、そこに集まれ。
  ──【主】よ、
  あなたの勇士たちを下らせてください──
3:12   諸国の民は立ち上がり、
  ヨシャファテの谷に上って来い。
  わたしがそこで、
  周辺のすべての国々をさばくために、
  座に着くからだ。」
3:13   鎌を入れよ。刈り入れの機は熟した。
  来て、踏め。踏み場は満ちた。
  石がめはあふれている。彼らの悪がひどいから。
3:14   判決の谷には、群衆また群衆。
  【主】の日が判決の谷に近づくからだ。
3:15   太陽も月も暗くなり、星もその輝きを失う。
3:16   【主】はシオンからほえ、
  エルサレムから声をあげられる。
  天も地も震える。
  【主】はその民の避け所、
  イスラエルの人々の砦である。
3:17   「あなたがたは知るようになる。
  あなたがたの神、【主】であるこのわたしが、
  わが聖なる山、シオンに住むことを。
  エルサレムは聖なる所となり、
  他国人が再びそこを通ることはない。
3:18   その日には、山に甘いぶどう酒が滴り、
  丘には乳が流れ、
  ユダの谷川のすべてに水が流れ、
  泉が【主】の宮から湧き出て、
  シティムの渓流を潤す。
3:19   エジプトは荒れ果てた地となり、
  エドムは荒れ果てた荒野となる。
  彼らの、ユダの人々への暴虐のためだ。
  彼らはその地で、咎なき者の血を流した。
3:20   しかし、ユダは永遠に、
  エルサレムは代々にわたって人の住む所となる。
3:21   わたしは彼らの血の復讐をし、
  罰せずにはおかない。
  【主】はシオンに住む。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
		ヨエルは主の日について、さらに告げます。主の日には、ユダとエルサレムが回復されると同時に、神様はすべての異邦の国々を「ヨシャファテの谷」(2)、または「判決の谷」(14)とも呼ばれる場所に集められます。そこで、神様はすべての国民をさばかれます。さばかれる異邦民族達の罪悪は何でしょうか。彼らは、神様の民たちを諸国の民たちの間に散らし、そこに強制的に住ませました。少年少女をとらえて人身売買し、彼らの情欲と快楽を満たしました。神殿の器物を始め、イスラエルのすべての財宝を略奪しました。神様は、異邦民族達の行った罪悪に従って彼らをさばかれます。即ち、彼らの子供たちをユダの人々に売り渡し、ユダ族はこれを遠くの民、シェバ人に売ります。神様は彼らのすべての罪悪を覚えてさばかれます。その日には、太陽も月も暗くなり、星たちもその輝きを失います。私達はすべての民族に対する神様のさばきを見ながら、これを証しすべきです。
天地が震えるさばきの日、神様はご自分の民の避け所,とりでとなられます。神様は異邦の人々が、もう二度とご自分の民のところに攻め上って来ないように守って下さいます。その日になると、山には甘いぶどう酒が滴り、丘には乳が流れます。主の宮から泉がわきいでます。即ち、祝福と生命が満ち溢れるようになるのです。ユダは永遠に人の住む所となり、エルサレムは代々に渡って人の住む所となります。神様は異邦の国々を道具として用いられ、ご自分の民を守り祝福されます。反面、暴悪な異邦の諸国民は、自分の行った罪悪のゆえに荒れ果てるようになります。
祈り:主よ、私たちの避け所、とりでとなってくださり感謝いたします。私が主に身を避け、主に頼り、最後まで勝利の人生を生きることができるように、いつも導き、お助けください。
一言:主は私の避け所
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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