□11月3日(月)
公正を知っているはずではないか
ミカ書3:1-12(1)
日毎の糧
ヤコブのかしらたちとイスラエルの家の首領たちは、政治的な指導者として最も大切な公正を捨てました。彼らは善を憎み悪を愛しました。民を顧みるどころか、むしろ搾取しました。公正であるべき裁判の時でさえ、賄賂を受け取って裁く有様でした(11)。このようになってしまった根本問題は、彼らが神様を恐れなかったことにあります。それで、彼らが主に叫んでも、主は彼らに答えず、彼らから顔を隠されます(4)。
では、宗教指導者たちの罪はどうでしょうか。当時、預言者たちは「かむ物(5)」すなわち、報酬を要求しました。多くくれる人には平和を、くれない人には聖戦を布告しました。それで、彼らは霊的な暗闇に捕らえられ、幻を見ることができず、御言葉を悟ることもできなくなります。
このように、イスラエルの指導者層は、金を愛し、貪欲に満ちていました。彼らは主を当てにして、神様が自分たちの中におられるから、わざわいは自分たちの上には及ばないと言いました。しかし、悪に満ちた彼らによって、シオンは畑のように耕され、エルサレムは瓦礫の山となり、神殿は木々におおわれた丘となるのです。
民たちが幸せになるためには、指導者たちがまず悔い改めなければなりません。時代の良心である霊的な指導者が、まず悔い改めれば国が生かされるのです。預言者ミカは、主の霊によって力と公正と勇気に満ちていました。ミカはイスラエルの権力者、預言者、祭司たちの罪を指摘し、神様のさばきのメッセージを伝え、彼らの悔い改めを促しました。
祈り:今の時代の指導者たちが、神様の前で公正を行うように祈ります。また御霊によって力と公正と勇気に満ちた預言者ミカのような霊的指導者たちを、主が立ててくださるように祈ります。
一言:公正を知るべき
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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