□11月4日(火)
主の家の山
ミカ書4:1-13(1)
聖書本文
4:1 その終わりの日、
【主】の家の山は、山々のかしらとして堅く立ち、
もろもろの丘よりも高くそびえ立つ。
そこへもろもろの民が流れて来る。
4:2 多くの国々が来て言う。
「さあ、【主】の山、ヤコブの神の家に上ろう。
主はご自分の道を私たちに教えてくださる。
私たちはその道筋を進もう。」
それは、シオンからみおしえが、
エルサレムから【主】のことばが出るからだ。
4:3 主は多くの民族の間をさばき、
遠く離れた強い国々に判決を下す。
彼らはその剣を鋤に、
その槍を鎌に打ち直す。
国は国に向かって剣を上げず、
もう戦うことを学ばない。
4:4 彼らはみな、それぞれ自分のぶどうの木の下や、
いちじくの木の下に座るようになり、
彼らを脅かす者はいない。
まことに万軍の【主】の御口が告げる。
4:5 まことに、すべての民族は、
それぞれ自分たちの神の名によって歩む。
しかし、私たちは、世々限りなく、
私たちの神、【主】の御名によって歩む。
4:6 「その日──【主】のことば──
わたしは足を引きずる者を集め、
追いやられた者、
また、わたしが苦しめた者を呼び集める。
4:7 わたしは足を引きずる者を、残りの者とし、
遠くへ移された者を、強い国民とする。
【主】であるわたしが、シオンの山で、
今よりとこしえまで、彼らの王となる。
4:8 あなたは、羊の群れのやぐら、娘シオンの丘。
あなたには、あのかつての主権、
娘エルサレムの王国が戻って来る。」
4:9 今、なぜあなたは大声で叫ぶのか。
あなたのうちに王がいないのか。
あなたの助言者は滅び失せたのか。
それで、子を産む女のような激しい痛みが
あなたをとらえたのか。
4:10 娘シオンよ。子を産む女のように、
身もだえして、もがき回れ。
今、あなたは町を出て野に宿り、
バビロンまで行く。
そこで、あなたは助け出される。
そこで、【主】があなたを敵の手から贖い出される。
4:11 今、多くの国々があなたに敵対して集まり、
そして言う。
「シオンは汚されるがよい。
われわれはこの目でじっとそれを見ていよう」と。
4:12 しかし彼らは【主】の御思いを知らず、
その御計らいに気づかない。
主は、打ち場の麦束のように
彼らを集められたのだ。
4:13 「娘シオンよ、さあ、脱穀せよ。
わたしが、あなたの角を鉄とし、
あなたのひづめを青銅とする。
あなたは多くの国民を粉々に砕き、
彼らの不正な利得を【主】のために、
彼らの財宝を全地の主のために聖絶する。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イスラエルは自分たちの罪のために神様のさばきを受けますが、終わりの日には、シオンの栄光が回復するようになります。終わりの日は、メシアであられるイエスキリストが来られることで始まります。その日、主の家の山は、山々のかしらとして堅く立ちます。そこへもろもろの民が流れて来て「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう」と言います。それはシオンからみおしえが、エルサレムから主のことばが出るからです(2)。世界中の民族が、主の言葉を聞いてその道を歩むために集まります。ミカは、最悪の状態を目にしながらも、輝く未来を見渡しています。
キリストが来られ、神様の御言葉が宣べ伝えられる時、この世には真の平和が訪れます。人々は戦争の象徴である剣と槍を、鋤や鎌に打ち直します。これ以上、剣と槍は必要ないからです。代わりに、それぞれ自分のふどうの木やいちじくの木の下で平穏に暮らします。全ての山々のかしらとして堅く立つキリストの内に、真の平安があります。主の言葉を聞いてその道を歩む時、キリストの内にある真の平和を味わうことができるのです。
その日、神様はキリストによってご自分の民を永遠に治められます(7)。神様の統治によって、弱い者が強くなり、権威を持つようになります。全ての敵から救いを受けるようになります。
多くの異邦の国々が連合してイスラエルを攻め、汚そうとしますが、神様はイスラエルに勝利をくださいます。13節「娘シオンよ、さあ、脱穀せよ。わたしが、あなたの角を鉄とし、あなたのひづめを青銅とする。あなたは多くの国民を粉々に砕き、彼らの不正な利得を主のために、彼らの財宝を全地の主のために聖絶する。」神様が自ら治め、助ける時、どんな敵にも勝つことができるのです。
祈り:主がくださる真の平和と救いの勝利を感謝します。キリストが最も高くなる、その日を仰ぎ見ながら、主の御言葉を宣べ続けるように祈ります。
一言:キリストを通してのシオンの回復
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」

