□11月5日(水)
メシアについての預言
ミカ書5:1-15(2)
聖書本文
5:1 今、軍勢をなす娘よ、勢ぞろいせよ。
包囲網が私たちに対して設けられた。
彼らは、イスラエルをさばく者の頬を
杖で打つ。
5:2 「ベツレヘム・エフラテよ、
あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。
だが、あなたからわたしのために
イスラエルを治める者が出る。
その出現は昔から、
永遠の昔から定まっている。」
5:3 それゆえ、彼らはそのままにしておかれる。
産婦が子を産む時まで。
そのとき、彼の兄弟のほかの者は
イスラエルの子らのもとに帰る。
5:4 彼は立って、【主】の力と、
彼の神、【主】の御名の威光によって群れを飼う。
そして彼らは安らかに住まう。
今や彼の威力が、地の果ての果てまで及ぶからだ。
5:5 平和は次のようにして来る。
アッシリアが私たちの国に来て、
私たちの宮殿を踏みにじるとき、
私たちはこれに対抗して
七人の牧者、八人の指導者を立てる。
5:6 彼らはアッシリアの地を剣で、
ニムロデの地を抜き身の剣で飼いならす。
アッシリアが私たちの国に来て、
私たちの領土に踏み込んで来るとき、
彼は、私たちをアッシリアから救い出す。
5:7 そのとき、ヤコブの残りの者は、
多くの国々の民のただ中で、
【主】のもとから降りる露、
青草に降り注ぐ夕立のようだ。
彼らは人に望みを置かず、
人の子らに期待をかけない。
5:8 ヤコブの残りの者は異邦の民の中、
多くの国々の民のただ中で、
森の獣の中の獅子、
羊の群れの中の若い獅子のようだ。
通り過ぎるときには、踏みにじり、
かみ裂けば、助け出す者はいない。
5:9 あなたが敵対する者に向けて御手を上げると、
あなたの敵はみな絶ち滅ぼされる。
5:10 「その日──【主】のことば──
わたしはあなたのただ中から、
あなたの馬を滅ぼし、
戦車を打ち壊し、
5:11 あなたの国の町々を絶ち滅ぼし、
要塞をみな破壊する。
5:12 わたしはあなたの手から呪術者を断ち、
占い師をあなたのところから絶やす。
5:13 わたしは、あなたのただ中から、
刻んだ像と石の柱を断ち切る。
あなたはもう、自分の手で造った物を拝まない。
5:14 わたしは、あなたのアシェラ像を
あなたのただ中から根こそぎにし、
あなたの町々を滅ぼし尽くす。
5:15 わたしは怒りと憤りをもって、
わたしに聞き従わなかった国々に復讐する。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イスラエルは神様のさばきにより、異邦の侵略者たちによって大きな羞恥を受けるようになります。 しかし、新しく治める者が、小さな町ベツレヘムでお生まれになります。2節は「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」と言っています。この「治める者」とは、初めに天と地を創造された神様のことです。神様の力と神様の御名の権威を持ったメシアのことです。ご自分の羊の群れを食べさせ、平和のうちにとどまらせて下さいます。最初は一人の小さな赤児としてお生まれになりますが、大きくなり、地の果てにまで至り、イスラエルの平和となって、強力な敵から救ってくださいます。私たちを「治める者」、それは、イエス・キリストです。
キリストの救いによって残る者たちは、これ以上、人に望みを置いたり、人に頼ったりしません。ただ神様だけを仰ぎ見て信じます。神様は彼らに露と夕立のような恵みを降り注いでくださいます。多くの国々の民のただ中で、主から降りる露と青草に降り注ぐ夕立のような存在になります。また、主は彼らを森の獣の中の獅子のように強くし、敵を足で踏みつけ、滅ぼします。
メシアが来られるその日は、救いの時である一方、さばきの時でもあります。神様は彼らが頼っていた馬と戦車、要塞、呪術者や占い師、拝んでいた偶像を断ち滅ぼされます。神様は聞き従わなかった国々に、怒りと憤りをもって復讐されます。その日に断ち滅ぼされないためには、罪と悪をことごとく投げ捨てなければなりません。主のみに望みを置いて頼ることだけが、救いの道です。
祈り:主の約束通りに、私たちのために平和の王、また牧者であられるイエス・キリストを送って下さり感謝します。私が、目に見える者や人に望みを置かず、ただ神様だけを信じ、従うように祈ります。
一言:治める方イエス・キリスト
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」

