□11月6日(木)
主があなたに求めておられるのは
ミカ書6:1-16(8)
聖書本文
6:1 さあ、【主】の言われることを聞け。
立ち上がれ。山々に訴えよ。
もろもろの丘にあなたの声を聞かせよ。
6:2 山々よ、聞け。【主】の訴えを。
変わることのない地の基よ。
【主】がご自分の民を訴え、イスラエルと論争される。
6:3 「わたしの民よ、
わたしがあなたに何をしたというのか。
どのようにしてあなたを煩わせたというのか。
わたしに答えよ。
6:4 わたしはあなたをエジプトの地から上らせ、
奴隷の家からあなたを贖い出し、
あなたの前にモーセと、アロンと、
ミリアムを送った。
6:5 わたしの民よ、思い起こせ。
モアブの王バラクが何を企んだか。
ベオルの子バラムが彼に何と答えたか。
シティムからギルガルまでに何があったか。
それは、あなたが
【主】の正しいわざを知るためであった。」
6:6 何をもって、私は【主】の前に進み行き、
いと高き神の前にひれ伏そうか。
全焼のささげ物、一歳の子牛をもって
御前に進み行くべきだろうか。
6:7 【主】は幾千の雄羊、
幾万の油を喜ばれるだろうか。
私の背きのために、私の長子を、
私のたましいの罪のために、
胎の実を献げるべきだろうか。
6:8 主はあなたに告げられた。
人よ、何が良いことなのか、
【主】があなたに何を求めておられるのかを。
それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、
へりくだって、
あなたの神とともに歩むことではないか。
6:9 【主】の御声が都に向かって叫ぶ。
──あなたの御名を恐れることは英知だ──
「聞け、杖のことを。だれがその都を指定したのか。
6:10 まだ、悪しき者の家には、不正の財宝と、
のろわれた升目不足の升があるではないか。
6:11 不正な秤と、欺きの重り石の袋を、
誤りなしとすることが、わたしにできるだろうか。
6:12 富む者たちは不法で満ち、
住民は偽りを言う。
彼らの口の中で舌が欺く。
6:13 わたしも、あなたを打って痛めつけ、
あなたの罪のゆえに荒れ果てるままにする。
6:14 あなたは食べても満ち足りず、
あなたの腹は飢える。
取っておいても保つことはできず、
保っていたものは、わたしが剣に渡す。
6:15 種を蒔いても、刈ることがなく、
オリーブを搾っても、油を身に塗ることがない。
新しいぶどう酒も、それを飲むことがない。
6:16 あなたはオムリの掟と、
アハブの家のすべての慣わしを守った。
あなたがたは、彼らのはかりごとに従って歩んだ。
それは、わたしがあなたを恐怖のもととし、
住民を嘲りの的とするためだ。
あなたがたは、わたしの民へのそしりを負う。」
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
イスラエルは、「神様が自分たちを煩わせた」と思っていました。しかし、神様はイスラエルを決して煩わせてはいません。むしろ、彼らを愛し、エジプトの奴隷生活から贖い出し、モーセとアロンとミリアムを送って助けてくださいました。モアブの王バラクがバラムを利用して、イスラエルを呪おうとした時も、神様はその呪いを祝福に変えてくださいました。シティムからギルガルまで彼らを守り、約束の地へと導いてくださいました(4,5)。神様はご自分の民を愛し、祝福してくださる方です。にもかかわらず、イスラエルが苦しみながら、滅亡に向かっているのはなぜでしょうか。それは彼らの罪のせいです。
「何をもって、私は主の前に進み行き、いと高き神の前にひれ伏そうか。」(6)イスラエルは神様に全焼のささげ物、一歳の子牛や幾千の雄羊、幾万の油を持って行けば、喜ばれるだろうと思いました。「私の背きのために私の長子を、私のたましいの罪のために、私の生まれた子を献げれば喜ぶだろう」と思いました。彼らは神様のことをよく知らず、とんだ思い違いをしていました。
そのような彼らに、神様は何が良いことなのか、主が何を求めておられるのかを教えてくださいます。それは、ただ公正を行い、誠実を愛し、へりくだって、彼らの神とともに歩むことでした。(8)神様が本当に願われるのは、宗教的な行為ではありません。神様を愛し、主の御言葉に従い、へりくだって神様と共に歩むこと、隣人を愛し、公正を行うことです。
祈り:神様の子どもとして、公正を行い、誠実を愛し、へりくだって主とともに歩んでいくように祈ります。神様をもっと深く知り、主を喜ばせる者として成長するように、導いてください。
一言:いけにえより主とともに歩む生活
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
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