□11月8日(土)
主の宮を確かに遂行し、完成したソロモン
歴代誌第二8:1-18(16)
聖書本文
8:1 ソロモンが【主】の宮と自分の宮殿を二十年かけて建て終えたとき、
8:2 ソロモンは、ヒラムが彼に返した町々を建て直し、そこにイスラエル人を住まわせた。
8:3 ソロモンはハマテ・ツォバに出て行き、これに打ち勝った。
8:4 彼は荒野にタデモルを建て、倉庫の町々をすべてハマテに建てた。
8:5 彼はまた、上ベテ・ホロンと下ベテ・ホロンを建てた。これは、城壁と門とかんぬきのある防備の町々であった。
8:6 さらにバアラテ、およびソロモンが所有するすべての倉庫の町、戦車のためのすべての町、騎兵のための町々、またソロモンがエルサレム、レバノン、および彼の全領地に建てたいと切に願っていたすべてのものを、彼は建てた。
8:7 イスラエルの出ではない、ヒッタイト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の生き残りの民すべて、
8:8 すなわち、この地に残されていた人々、イスラエル人が滅ぼし尽くさなかった人々の子孫に当たる者たちを、ソロモンは苦役に徴用した。今日に至るまで、そうである。
8:9 しかし、ソロモンはイスラエル人を自分の労働のための奴隷とはしなかった。彼らは戦士であり、彼の補佐官の長であり、戦車隊や騎兵隊の長だったからである。
8:10 ソロモン王には監督をする長が二百五十人いて、彼らは民を指揮していた。
8:11 ソロモンはファラオの娘を、ダビデの町から彼女のために建てた家に連れ上った。「私の妻はイスラエルの王ダビデの家に住んではならない。【主】の箱が入れられたところは聖だからである」と彼が考えたからである。
8:12 それからソロモンは、玄関の前に築いた【主】の祭壇の上に、【主】のために全焼のささげ物を献げた。
8:13 また、モーセの命令どおりに、安息日ごと、新月の祭りごと、年三回の例祭、すなわち、種なしパンの祭り、七週の祭り、仮庵の祭りごとに、日ごとの定めにしたがって献げた。
8:14 彼は父ダビデの定めにしたがい、祭司たちの組分けを定めてその務めに就かせ、レビ人もその任務に就かせ、日ごとの定めとして、祭司たちの前で賛美と奉仕をさせた。門衛たちも、その組分けにしたがって、それぞれ門に立たせた。神の人ダビデの命令がこうだったからである。
8:15 彼らは、王がすべてのことにつき、また宝物倉のことについて、祭司たちとレビ人たちに命じたことからそれることはなかった。
8:16 ソロモンの工事全体は、【主】の宮の礎を据える日から完成まで確かに遂行され、【主】の宮は完成した。
8:17 それから、ソロモンはエドムの地の海岸にあるエツヨン・ゲベルとエイラトへ行った。
8:18 ヒラムは、自分のしもべたちに託して、船団と海に詳しい水夫たちを彼のもとに送り込んだ。彼らは、ソロモンのしもべたちとともにオフィルへ行き、そこから金四百五十タラントを取って、ソロモン王のもとに運んだ。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
1節と16節は、ソロモンが主の宮を二十年かけて確かに遂行し、完成したことを言っています。主の宮は、建物だけでは、聖なるところにはなりません。聖なるところとして、主の祭壇に主のためのささげ物が献げられ、主の祭司たちが定められた務めに就く場所になるべきです。ソロモンは、主の箱が入れられたところは聖であるから、ファラオの娘はダビデの家に住んではならないと考えました(11)。これは、主の宮に対するソロモンの畏敬心の表れでした。ソロモンはモーセの命令どおりに、年三回の例祭、週ごとや日ごとの定めにしたがって献げました。これは、私たちが主の前で、日ごとの糧を食べ、主日礼拝を霊とまことをもってささげて、祈ることを意味します。また、ソロモンは父ダビデの定めに従い、祭司たちの組分けを定めてその務めに就かせました。祭司たちの前で賛美と奉仕をするレビ人も、その任務に就かせ、門衛たちも、神の人ダビデの命令どおりに立たせました(14)。このように、ソロモンは民と神様との関係を正しくするために、「モーセの命令どおりに」、また「ダビデの定めにしたがい」、祭司制度を整備しました。
2節から6節は、貿易路と戦略的に重要な町々を拡大していくことで、国の軍事力を強くしたことを示し、7節から9節は、カナン人の生き残りの民すべてを苦役に徴用したことで、イスラエルが彼らの上に立ったことを示しています。17,18節は、ソロモンが金銀を求め蓄えていき、経済が豊かになったことを記しています。
祈り:聖なる神様、主が与えて下さったこの世での仕事が、どれだけ大きく成功していようと、主の宮に仕えることを、尊ぶ心を与えて下さい。
一言:主の宮は聖である
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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