□11月11日(火)
レハブアムが三年の間、王権を強固にできた理由
歴代誌第二11:1-23(17)
聖書本文
11:1 レハブアムはエルサレムに帰り、ユダとベニヤミンの家から選り抜きの戦士十八万を召集し、王国をレハブアム自身のもとに取り戻すため、イスラエルと戦おうとした。
11:2 すると、神の人シェマヤに次のような【主】のことばがあった。
11:3 「ユダの王、ソロモンの子レハブアム、および、ユダとベニヤミンに属する全イスラエルに告げよ。
11:4 『【主】はこう言われる。上って行ってはならない。あなたがたの兄弟たちと戦ってはならない。それぞれ自分の家に帰れ。わたしが、こうなるように仕向けたのだから。』」そこで、彼らは【主】のことばに聞き従い、ヤロブアムを目指して進む行軍を中止して、引き返した。
11:5 レハブアムはエルサレムに住み、ユダに防備の町々を建てた。
11:6 すなわち、ベツレヘムとエタムとテコア、
11:7 ベテ・ツルとソコとアドラム、
11:8 ガテとマレシャとジフ、
11:9 アドライムとラキシュとアゼカ、
11:10 ツォルアとアヤロンとヘブロン。これらはユダとベニヤミンの中にあり、防備の町々であった。
11:11 彼は防備を固めて、その中に隊長を置き、食糧、油、ぶどう酒を蓄えた。
11:12 またどの町にも大盾と槍を置き、これらの町をますます堅固にした。こうして、ユダとベニヤミンは彼の側についた。
11:13 イスラエル全土の祭司たちとレビ人たちは、すべての地域から出て来て、彼の側についた。
11:14 レビ人たちは、自分たちの放牧地と所有地を捨てて、ユダとエルサレムに来たのである。ヤロブアムとその子らが、【主】の祭司としての彼らの職を解き、
11:15 自分のために祭司たちを任命して、彼が造った高き所と雄やぎと子牛に仕えさせたからである。
11:16 彼らの後に続いて、イスラエルの全部族の中から、イスラエルの神、【主】を尋ね求めようと心に決めた者たちが、その父祖の神、【主】にいけにえを献げるためエルサレムに来た。
11:17 彼らは三年の間、ユダの王権を強固にし、ソロモンの子レハブアムに力添えをした。三年の間、彼らがダビデとソロモンの道に歩んだからである。
11:18 レハブアムは、ダビデの子エリモテとエッサイの子エリアブの娘アビハイルの間にできた娘マハラテを妻とした。
11:19 彼女は彼に男の子を産んだ。エウシュ、シェマルヤ、ザハムである。
11:20 彼女を妻とした後で、彼はアブサロムの娘マアカを妻とした。彼女はアビヤ、アタイ、ジザ、シェロミテを産んだ。
11:21 レハブアムは彼のすべての妻や側女にまさってアブサロムの娘マアカを愛した。彼は妻を十八人、側女を六十人抱えていて、二十八人の息子、六十人の娘をもうけた。
11:22 レハブアムはマアカの子アビヤを立ててかしらとし、兄弟たちの長とした。彼を王にしようと考えたからである。
11:23 レハブアムは賢く事を行い、その子どもたちをみな、ユダとベニヤミンの全土に、すなわちすべての防備の町々に分散させ、多くの食糧を彼らに与え、また大勢の妻を彼らのために探し求めた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
レハブアムは、ダビデとソロモンの道を歩むべきでした。 ダビデの道とは、王である主に聞き、徹底的に主に頼ることです。 レハブアムは、十八万の戦士を召集し、北イスラエルと戦い、統一しようとしました。 このようなことは、まず主に聞いて、主のことばがあった後に行うべきです。 しかし、彼は、主に聞かずに、急いでイスラエルと戦おうとしました。 すると、主はシュマヤに「あなたがたの兄弟たちと戦ってはならない。 わたしが、こうなるように仕向けたのだから」と行軍を中止させました。 その後、レハブアムは十五の町々を建て、防備を固めました(5-12)。 これは反乱の余地がある地方勢力をけん制し、中央管理体制を築き、王国の安全を図るためでした。 レハブアムにとって幸いだったことは、イスラエル全土の祭司たちとレビ人たちが、すべての地域から出て来て、彼の側についたことでした。 北イスラエルのヤロブアム王が自分の政治力強化のために、主の祭司たちの職を解き、勝手に祭司を新しく任命して偶像に仕えさせたので、彼らは主にいけにえを献げようとエルサレムに来たのです。 彼らは三年の間、ユダ王権を強固にし、レハブアムに力添えをしました。 彼らがダビデとソロモンの道を歩んだからでした。 主と主の宮のための国にしました。
18節から23節は、レハブアムの家族のことです。 二十八人の息子、六十人の娘をもうけ、各地方に派遣しました。ダビデはすべてのことにおいて主のみことばに聞き従いました。 しかし、レハブアムは自分の権力維持のために、自分に都合の良いことを賢く行い、子どもや民たちさえも利用しました。
祈り : 主よ、 創造主である主のみことばに従う時に本当に強くされることを覚えます。 ただただ主のみことばに従い続けることができますよう祈ります。
一言 : 自分のためではなく、主のみことばに聞き従うときこそ強い
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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