□11月25日(火)
アハブの家の教えに従ったアハズヤ
歴代誌第二22:1-12(4)
聖書本文
22:1 エルサレムの住民は、彼の末子アハズヤを彼の代わりに王とした。アラビア人とともに陣営に攻めて来た略奪隊が、年長の子らをすべて殺してしまったからである。こうしてユダの王ヨラムの子アハズヤが王となった。
22:2 アハズヤは四十二歳で王となり、エルサレムで一年間、王であった。彼の母の名はアタルヤといい、オムリの孫娘であった。
22:3 彼もまた、アハブの家の道に歩んだ。彼の母が助言者となり、悪を行わせたのである。
22:4 彼はアハブの家に倣って【主】の目に悪であることを行った。父の死後、アハブの家の者が助言者となり、彼を滅びに至らせたのである。
22:5 彼はまた、彼らの助言にしたがって、イスラエルの王アハブの子ヨラムとともに、アラムの王ハザエルと戦うため、ラモテ・ギルアデに行った。アラム人はヨラムを討った。
22:6 ヨラムは、アラムの王ハザエルと戦ったときにラマで負った傷を癒やすため、イズレエルに帰った。ユダの王ヨラムの子アハズヤは、アハブの子ヨラムが弱っていたので、彼を見舞いにイズレエルに下って行った。
22:7 アハズヤがヨラムのもとに行って滅びたのは、神から出たことであった。彼はそこに着くと、ヨラムとともにニムシの子エフーのところに出て行った。このエフーは、【主】がアハブの家を絶ち滅ぼすために油を注がれた人であった。
22:8 エフーはアハブの家にさばきを行い、アハズヤに仕えていたユダの首長たちとアハズヤの兄弟の子たちを見つけて、彼らを殺した。
22:9 彼はアハズヤを捜した。アハズヤは、サマリアに身を隠していたところを捕らえられた。人々は彼をエフーのもとに引いて来て殺したが、「これは心を尽くして【主】を求めたヨシャファテの子である」と言って、彼を葬った。こうして、アハズヤの家は王国を治める者を失った。
22:10 アハズヤの母アタルヤは、自分の子が死んだと知ると、ただちにユダの家に属する王の一族全員を滅ぼした。
22:11 しかし、王の娘エホシェバは、殺される王の子たちの中からアハズヤの子ヨアシュをこっそり連れ出し、寝具をしまう小部屋にその子とその乳母を入れた。祭司エホヤダの妻でアハズヤの妹である、ヨラム王の娘エホシェバが、ヨアシュをアタルヤから隠したので、アタルヤは彼を殺せなかった。
22:12 ヨアシュはこの人々とともに、神の宮に六年間、身を隠していた。その間、アタルヤが国を治めていた。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
エルサレムの住民がヨラムの末子アハズヤを選んで、王位につかせました。アハズヤはエルサレムで、一年間治めました。彼は、母アタルヤの影響を受け、アハブの家の人々のように、悪を行ないました。アハズヤは、アハブの息子であるイスラエルの王ヨラムと連合して、アラムの王ハザエルと戦うために出て行きました。ラモテ・ギルアデの戦闘で、アラム人たちがヨラムに負傷を負わせましたが、彼は傷を癒すために、イズレエルに帰って行きました。アハズヤがヨラムを見舞いに、イズレエルに行きました。そこで、彼はアハブの家をさばいたエフーに出会いました。エフーはユダの首長たちとアハズヤの親戚たちを見つけて、彼らも殺しました。アハズヤはサマリアに身を隠していましたが、見つかって、エフーのもとに引いて来られました。エフーはアハズヤを殺しました。アハズヤの母アタルヤは、自分の子が死んだと知ると、自分が統治者になるために、ユダの家に属する王の一族全員を滅ぼし始めました。ところが、彼女の悪だくみは失敗します。エホシェバがアハズヤの子ヨアシュを救い出しました。ヨアシュは、アタルヤが治めた六年の間、神の宮に身を隠していました。
誰の影響を受けて育つかは、大変重要なことです。アハズヤが王として、祖父や思慮深い首長たち、祭司たちの忠告によく耳を傾けていたなら、悪い王にはならなかったことでしょう。しかし、アハブの家がたくらんだ時、彼らの教えに従いました。悪いヨラム王と親しく交わりました。それによって、結局は破滅するようになりました。しかし、彼は他人にその責任を負わすことはできません。他人から悪影響を受けたとしても、結局、本人が責任を負わなければならないからです。
祈り:主よ、私は、今、誰の影響を一番受けながら生きているでしょうか。思慮深く、主の愛と恵みの中で生きている人々から学ぶように、助けてください。
一言:良い人の影響を受けよう
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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