□12月15日(月)
さらに主の信頼を裏切ったアハズ
歴代誌第二28:16-27(22)
聖書本文
28:16 そのとき、アハズ王はアッシリアの王たちに人を遣わして、助けを求めた。
28:17 エドム人も再び攻めて来て、ユダを打ち、捕虜を捕らえて行った。
28:18 ペリシテ人は、ユダのシェフェラおよびネゲブにある町々を襲い、ベテ・シェメシュ、アヤロン、ゲデロテ、およびソコとそれに属する村々、ティムナとそれに属する村々、ギムゾとそれに属する村々を取って、そこに住んだ。
28:19 これは、【主】がイスラエルの王アハズのゆえにユダを低くされたためである。彼がユダにおいて好き勝手にふるまい、甚だしく【主】の信頼を裏切ったからである。
28:20 アッシリアの王ティグラト・ピレセルは彼のところに来たが、彼の力になるどころか、むしろ彼を苦しめた。
28:21 アハズは、【主】の宮、および王と高官たちの家から物を取って、アッシリアの王に贈ったが、何の助けにもならなかった。
28:22 アッシリアの王が彼を苦しめたとき、このアハズ王は、さらに【主】の信頼を裏切った。
28:23 彼は、自分を打ったダマスコの神々にいけにえを献げて言った。「アラムの王たちの神々は彼らを助けている。この神々に、私もいけにえを献げよう。そうすれば私を助けてくれるだろう。」これらの神々は、彼と全イスラエルをつまずかせるものとなった。
28:24 アハズは、神の宮の用具を集めた。彼は神の宮の用具を取り外し、【主】の宮の戸を閉じ、エルサレムの街角のいたるところに祭壇を造った。
28:25 またユダの町という町にはすべて、ほかの神々に犠牲を供えるための高き所を造り、彼の父祖の神、【主】の怒りを引き起こした。
28:26 アハズについてのその他の事柄、彼のすべての行いは、最初から最後まで、『ユダとイスラエルの王の書』にまさしく記されている。
28:27 アハズは先祖とともに眠りにつき、人々は彼をエルサレムの都に葬った。彼をイスラエルの王たちの墓に運び入れなかったのである。彼の子ヒゼキヤが代わって王となった。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
アハズは、神様の大いなる憐れみを悟り、悔い改めて主に立ち返るべきでした。しかし彼は再び、神様ではなく大国アッシリアの王に助けを求めました。エドム人やペリシテ人が攻めてきたとき、アッシリアの王はユダを助けるどころか、むしろ彼を苦しめました。それでも、アハズは神様に立ち返ることをせず、むしろ、アッシリアの王の関心を買うために、主の宮と王、および高官たちの家から物を取って贈りました。しかし、それは何の助けにもなりませんでした。それでも、アハズ王は悔い改めず、さらに主の信頼を裏切りました。彼は、アラムの王たちの神々に頼りながら、なんとか突破口を捜そうとしました。しかし、残念ながら彼が頼ろうとしたこの神々は、むしろ彼と全イスラエルをつまずかせるものとなったのでした(23)。
アハズは神様の御前に出て行って、神様に祈り、神様だけに助けを求めるべきでした。しかし、彼は頑なな心になって神様に立ち返らず、さらに主の信頼を裏切ったのでした。彼は、主の宮の戸を閉じ、エルサレムの町かどの至る所に祭壇を造りました。ユダの町すべてに、他の神々に香をたくため高き所を造りました。このように彼の罪はどんどんエスカレートし、自分だけでなく、民たちをも滅びに導きました。罪の属性はこのようなものです。罪は悔い改めないと、ますます悪い方向へ大きく成長していくのです。だから、一度罪を犯した時に、直ぐ神様の前で素直に悔い改めるのが良いのです。もし、アハズが自分の罪を心から悔い改めたならば、神様は彼を助け、彼の国を強固にしてくださったはずです。結局、彼は民たちにも尊敬されず、死んだ後にはイスラエルの王たちの墓に入ることもできませんでした。これは彼が神様からさばきを受けたことを意味します。このようなアハズの惨めな生涯は、悔い改めず、神様へ立ち返らなった者の愚かさを物語っているのです。
祈り:主よ、自分の罪に対して敏感に気が付く謙遜な心を与えて下さい。罪のせいであなたとの間に距離が出来てしまったときには、すぐにあなたの助けを求めて、悔い改めることができるように導いて下さい。
一言:助けが必要なとき、まずは神様に
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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