□12月21日(主日)
高ぶりを捨ててへりくだったヒゼキヤ
歴代誌第二32:24-33(26)
聖書本文
32:24 そのころ、ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。彼が【主】に祈ったとき、主は彼に答え、しるしを与えられた。
32:25 ところがヒゼキヤは、自分に与えられた恵みに応えようとせず、かえってその心を高ぶらせたので、彼の上に、また、ユダとエルサレムの上に御怒りが下った。
32:26 しかし、ヒゼキヤがその心の高ぶりを捨ててへりくだり、彼もエルサレムの住民もそうしたので、【主】の御怒りは、ヒゼキヤの時代には彼らの上に臨まなかった。
32:27 ヒゼキヤは非常に多くの富と誉れを手にした。彼は、銀、金、宝石、バルサム油、盾、すべての尊い器を納める宝物倉、
32:28 穀物、新しいぶどう酒、油などの産物のための倉庫、さらに、あらゆる家畜のための小屋や、羊の群れの囲いを造った。
32:29 彼は町々を建て、羊や牛の群れもおびただしい数であった。神が、実に豊かな財産を彼に与えられたからである。
32:30 このヒゼキヤこそ、上方にあるギホンの水源をふさぎ、ダビデの町の西側に向かってまっすぐに流した人である。ヒゼキヤは、そのすべての仕事を成し遂げた。
32:31 ただし、バビロンの首長たちが、この地に示されたしるしについて調べるために彼のもとに使節を遣わしたとき、神は彼を試みて、その心にあることすべてを知ろうとして彼を捨て置かれた。
32:32 ヒゼキヤについてのその他の事柄、その誠実な行いは、『ユダとイスラエルの王の書』の『アモツの子、預言者イザヤの幻』にまさしく記されている。
32:33 ヒゼキヤは先祖とともに眠りにつき、人々は彼をダビデの子たちの墓地の上り坂に葬った。ユダのすべての人々とエルサレムの住民は、彼の死に際し、彼に栄誉を与えた。彼の子マナセが代わって王となった。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
ヒゼキヤ王がへりくだって主を求めたとき、主はアッシリアに対する勝利を与えてくださいました(22)。また、死に至る病からも癒してくださいました(24)。さらに、主の御前に正しく歩もうとした彼に、主は多くの富と誉れを与えてくださいました(27-29)。しかし、世の富は、絶対的な祝福ではありません。それは同時に、試みにもなります。なぜなら、富は、神様の恵みに対して人の心を鈍らせるからです。ヒゼキヤですら、その誘惑を免れず、一時的に高ぶりの罪に陥ってしまいました(25)。その結果、彼はバビロンからの使者に自らの富を誇示してしまい(31)、それが後の世代に大きな災いをもたらす原因となりました(Ⅱ列王20:14-18)。聖書は、真実に信仰を持って生きる人でさえ、深刻な罪に陥りうることを示しています。ですから、私たちは常に誘惑に対して目を覚ましていなければなりません。
幸いにも、ヒゼキヤは高ぶりの罪を悔い改めました(26)。そのため、彼は神の民の間では、祝福の王として記憶されています。王であっても、悔い改めが必要な時があります。悔い改めがなければ、神の祝福を保つことはできません。真の祝福とは、地上での繁栄ではなく、信仰において日々成長していくことです。
祈り:主よ、信仰を持ちながらも私と同じように罪に倒れた人々の姿を聖書に示してくださり、感謝します。どうか私を高ぶりから守り、いつも悔い改める者であるようにさせてください。
一言:高ぶりを悔い改めよ
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
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