□7月3日(金)
立ち上がって私たちをお助けください
詩篇44:1-26(26)
聖書本文
44:1 神よ 私たちはこの耳で聞きました。
先祖たちが語ってくれました。
あなたが彼らの時代 昔になさったみわざを。
44:2 あなたは 御手をもって異邦の民を追い払い
そこに先祖たちを植えられました。
もろもろの国民にわざわいを下し
そこに先祖たちを送り込まれました。
44:3 自分の剣によって 彼らは地を得たのではなく
自分の腕が 彼らを救ったのでもありません。
ただあなたの右の手 あなたの御腕
あなたの御顔の光が そうしたのです。
あなたが彼らを愛されたからです。
44:4 神よ あなたこそ私の王です。
ヤコブの勝利を命じてください。
44:5 あなたによって 私たちは敵を押し返し
御名によって 向かい立つ者どもを踏みつけます。
44:6 私の弓に 私は頼りません。
私の剣も 私を救いません。
44:7 しかし あなたは私たちを敵から救い
私たちを憎む者どもを辱められます。
44:8 神にあって 私たちはいつも誇ります。
あなたの御名を とこしえにほめたたえます。
セラ
44:9 それなのに あなたは
私たちを退け 卑しめられました。
あなたはもはや
私たちの軍勢とともに出陣なさいません。
44:10 あなたは私たちを敵から退かせ
私たちを憎む者どもは思うままに略奪しました。
44:11 あなたは私たちを 餌食となる羊のようにし
国々の間に散らされました。
44:12 ご自分の民を安く売り渡し
その代価で何の利益も得ませんでした。
44:13 あなたは私たちを 隣人のそしりの的とし
周りの者の嘲りとし 笑いぐさとされます。
44:14 私たちを国々の間で物笑いの種とし
もろもろの民の間で笑いものとされるのです。
44:15 私の前には絶えず辱めがあり
恥が私の顔をおおってしまいました。
44:16 それは そしる者とののしる者の声のゆえ
敵と 復讐する者のゆえでした。
44:17 これらすべてが私たちを襲いました。
しかし 私たちはあなたを忘れず
あなたの契約を無にしませんでした。
44:18 私たちの心はたじろがず
私たちの歩みはあなたの道からそれませんでした。
44:19 あなたは ジャッカルの住みかで私たちを砕き
死の陰で私たちをおおわれたのです。
44:20 もし 私たちが自分たちの神の御名を忘れ
ほかの神に向かって手を伸べ広げたなら
44:21 神はそれを探り出されないでしょうか。
神こそ 心の秘密を知っておられるからです。
44:22 あなたのために 私たちは休みなく殺され
屠られる羊と見なされています。
44:23 起きてください。
主よ なぜ眠っておられるのですか。
目を覚ましてください。
いつまでも拒まないでください。
44:24 なぜ 御顔を隠されるのですか。
私たちの苦しみと虐げをお忘れになるのですか。
44:25 私たちのたましいは ちりに伏し
私たちの腹は 地についています。
44:26 立ち上がって 私たちをお助けください。
御恵みのゆえに 私たちを贖い出してください。
聖書 新改訳2017 ©2017 新日本聖書刊行会 許諾番号 4-1009-2
日毎の糧
この詩の背景には、深刻な苦難に直面している神の民の姿があります。詩人はイスラエルの歴史を振り返り、どんな苦しみの中にあっても神様に信頼し続けて祈ります。まず、神様がかつて成し遂げられた御業(みわざ)を数え上げます。主は御手をもって先祖たちを出エジプトさせ、異邦の民を追い払い、その地に先祖たちを植えられました。イスラエルの民がカナンに入れたのは、自分の剣や腕の力で救いを勝ち取ったからではありません。ただ主の「右の手」と「御腕」、そして主の「御顔の光」がそれを成し遂げたのです。それは、主が彼らを愛されたからです(3)。
その神様に向かって、詩人は「神よ、あなたこそ私の王です(4)」と告白します。主の御名によって敵を踏みつけ、救い出してくださったことを常に誇りとし、救いの神の御名をほめたたえています。しかし現状は一変し、主はイスラエルを退け、彼らとともに出陣なさいませんでした(9)。その結果、イスラエルは憎む者に略奪され、屠られる羊のように国々の間に散らされ、安く売り渡されてしまいます。隣人からはそしられ、嘲られ、絶えず辱めを受けました。彼らのたましいはちりに伏し、腹は地につくほどに打ちひしがれました(25)。それでも、詩人は神様を恨んだり、主の道から逸れたりしませんでした。むしろ彼は、「私たちはあなたを忘れず、あなたの契約を無にしませんでした(17)」と告白し、主に対して全幅の信頼を寄せ続けたのです。
最後に、詩人は叫びます。「立ち上がって、私たちをお助けください。あなたの恵みのゆえに、私たちを贖い出してください(26)」。これは、神のほかに救いはないという絶望的なまでの切実さと、神だけが勝利を与えられるという確信に満ちた信仰の表れです。イエス様の十字架によって成し遂げられた「贖いの愛」がある限り、私たちは何ものによっても主の愛から引き離されることはありません。
祈り:主よ、どんな状況にあっても失望せず、あなたに立ち返ることができますように。主の助けを求め、その救いと勝利を体験させてください。
一言:立ち上がってお助けください。主よ、御恵みのゆえに!
【日ごとの糧】(daily bread)とは
【日ごとの糧】は個人的に、毎日欠かさず聖書を黙想し、生活と一体化するよう助ける案内書です。今日の御言葉を毎日黙想するためのQT教材です。
三ヶ月ごとに定期的に出版し、4年間で聖書全巻を学ぶことができるように編集されています。
教会の早朝祈り会、家庭礼拝、その他の集まりで今日の御言葉として活用されています。
特に、このような集まりで受けた御言葉の恵みを書いてお互いに発表すれば、聖徒の交わりと信仰の成長に大きな助けとなります。
弊宣教会は1968から【日ごとの糧】を出版しており、現在も複数のスタッフ(幹事、牧師)によって執筆され、3ヶ月ごとに定期的に出版しております。日本UBFの日ごとの糧は、英語・韓国語の日ごとの糧を元に翻訳・編集されたものです。
「日ごとの糧に関するご意見・ご要望、メール配信希望・配信停止については、以下のリンク先よりお問い合わせください。
(お問い合わせページのリンク先)」

